マンガ

さすがの猿飛G

2017年初出 細野不二彦小学館ヒーローズコミックス 全4巻 作者を一躍人気漫画家にのしあげたさすがの猿飛の続編。 前作は忍ノ者高校が舞台でしたが、今回は忍ノ道学院がその活躍の場。 魔子ちゃんが19歳になってるので、おそらく学院ってのは忍者...

バディドッグ

2017年初出 細野不二彦小学館ビッグコミックス 1~5巻(全11巻) アメリカ国防総省が秘密裏に開発した世界最高水準のAIの中核をコピーされたと思しきペットロボットを、なぜか預かる羽目になってしまった中年サラリーマンのドタバタを描いたホー...

電波の城

2006年初出 細野不二彦小学館ビッグコミックス 1~9巻(全23巻) テレビ業界でのし上がろうとする地方ラジオ局の女子アナ(主人公)の奔走を描く立身出世ドラマ。 業界暴露もの、ウンチクものっぽい傾向もあるんですが、作者が、他のヒット作を参...

ヤミの乱破

2003年初出 細野不二彦講談社イブニングKCDX 全4巻 戦時中、諜報工作員として大陸で暗躍した主人公が、戦後、新たな雇い主を得て、再び組織の走狗として生きる様を描いたスパイ活劇。 細野不二彦が物語をシリアスに紡ぎ出すと、たいていが読んで...

ギャラリーフェイク

1994年初出 細野不二彦小学館ビッグコミックス 1~32巻(以降続刊) コンスタントにヒット作を多産していた作者ですが、青年誌における細野不二彦の名を不動のものにしたのが本作でしょうね。 この漫画で揺るがぬステイタスを築いた、ってのも凄い...

バイオ・ハンター

1989年初出 細野不二彦ソニー・マガジンズバーズコミックスペシャル 人間を怪物に変えてしまう「デモンウィルス」による怪事件を解決すべく暗躍する、越谷と駒田のコンビ(バイオハンター)を描いたオカルトアクション。 越谷がレトロウイルスの研究者...

ごめんあそばせ

1992年初出 細野不二彦スコラバーガーSC 全3巻 食品会社に務める美人OL、鬼龍院ひな子の屈折した振る舞いを描いたオフィスギャグ。 簡単に言っちゃうなら、平成版いじわるばあさん(長谷川町子)ってな感じなんですけど、ババアが底意地悪いんじ...

愛しのバットマン

1991年初出 細野不二彦小学館ビッグコミックス 全13巻 プロ野球球団で4番バッターを務める雄太郎とその妻リカの、おしどり夫婦ぶりを描いたコメディタッチのホームドラマ/野球漫画。 細野漫画に陰と陽があるとすれば、この作品は間違いなく陽に属...

ジャッジ

1990年初出 細野不二彦双葉社アクションコミックス 全2巻 無残にも殺された人たちの恨みを、その霊能力でもって晴らす「闇の司法官」の活躍を描いたオカルトバイオレンス。 はるか太古から、逢魔一族と呼ばれた闇の司法官が存在していて、この世の法...

太郎 TARO

1992年初出 細野不二彦小学館ヤングサンデーコミックス 全24巻 地銀に勤めながらもプロボクサーとしてチャンプを目指す、主人公太郎の二足のわらじ生活を描いたサラリーマン/ボクシング漫画。 プロットは悪くない、と思うんです。 ボクシング漫画...

ママ

1987年初出 細野不二彦小学館ヤングサンデーコミックス 全9巻 子持ちのバツイチな同い年に惚れてしまった主人公学生の煩悶を描いた恋愛もの。 これまでのギャグ調な作風をかなぐり捨て、ドラマ重視でシリアスな内容を志向してる作品です。 おそらく...

I’m ナム

1987年初出 細野不二彦小学館少年サンデーコミックス 全3巻 潰れかけた遊園地を立て直そうと奮闘する着ぐるみ少年とナイフ投げの少女のコンビを描いたファンタジックなコメディ。 ちなみに着ぐるみ少年の着ぐるみ、なぜか脱げません。 最後のオチに...

青空ふろっぴぃ

1985年初出 細野不二彦小学館少年サンデーコミックス 全6巻 コインロッカーに捨てられていた孤児である主人公少年が、育ててくれた浮浪者たちの支援のもと、サッカーに目覚めていく様子を描いたスポーツ漫画。 最初からスポ根にしようと思ってたのか...

東京探偵団

1985年初出 細野不二彦小学館少年ビッグコミックス 全6巻 バブル期の東京を舞台に、財閥の資金をバックボーンとして難事件を解決する少年探偵団を描いた冒険活劇。 あえて指摘するまでもなく元ネタは江戸川乱歩であり、少年探偵団なんでしょうけど、...

GU-GU ガンモ

1982年初出 細野不二彦小学館サンデーコミックス 全12巻 藤子F不二雄先生お得意の定番パターン「普通の家庭に異物を持ち込んでドタバタ」を作者流に焼き直したのがこのシリーズでしょうね。 正直、なんでいまさら細野不二彦がこんなのをやる必要が...

さすがの猿飛

1980年初出 細野不二彦小学館サンデーコミックス 全7巻 どっきりドクターがデビュー作かと思ってたんですが、発表年代を調べてみるとどうやらこちらのほうが先のよう。 さすがの猿飛がデビュー作だったか。 何十年も勘違いしたままだったよ、ブログ...

どっきりドクター

1981年初出 細野不二彦小学館少年サンデーコミックス 全4巻 なんだかもう、何もかもが新しかったような記憶がありますね。 漫画界におけるニューウェーブといえば、そりゃもう影響力の大きさからして大友克洋の存在を抜きにして語ることはできないわ...

そして、カナタへ

2013年初出 しりあがり寿エンターブレインビームコミックス 黒き川、ノアの阿呆船、アレキサンダー遠征の三作すべてを取り込んで、ひとつの物語へと収斂する完結編。 ぶっちゃけ、まとめられんでしょ、これは、と思ってたんですけど、いやー、やりきり...

黒き川、ノアの阿呆船、アレキサンダー遠征

2010~2013年初出 しりあがり寿エンターブレインビームコミックス 最終的にはすべてがひとつに収斂する計画で連載された、3つの別々の物語。 黒き川は時代も場所もしれない少年の冒険の物語。 RPGっぽいファンタジーではありますが、少年の道...

あの日からのマンガ

2011年初出 しりあがり寿エンターブレインビームコミックス <収録短編>地球防衛家のヒトビト(抜粋)海辺の村川下り双子のオヤジ(抜粋)希望✕震える街そらとみず 東日本大震災後に描かれた四コマや短編をまとめた一作。 日本は終わってしまうのか...

川下り双子のオヤジ

2007年初出 しりあがり寿エンターブレインビームコミックス 元々「双子のオヤジ」という作者の作品がありまして。 山奥でオヤジ二人が、あーでもないこーでもないと益体もない会話を交わす対話劇らしいんですが、私は未読。 哲学的、との評も見かけま...

ゲロゲロプースカ

2007年初出 しりあがり寿エンターブレインビームコミックス 結局たいして意味のないことを意味ありげに煽るのがしりあがりなんじゃねえのか?と少し懐疑的になってしまった一作。 それぞれが独立した短編の連作なんですけど、おそらく共通するテーマは...

真夜中の水戸黄門

2004年初出 しりあがり寿エンターブレインビームコミックス おなじみ弥次喜多の二人が、助さん格さん役で黄門様に付き従い、諸国を漫遊するデタラメな一作。 時代劇における国民的アイコンである水戸黄門と、弥次喜多をかけ合わせれば人気爆発は間違い...

真夜中のヒゲの弥次さん喜多さん

2005年初出 しりあがり寿エンターブレインビームコミックス スピンオフなのか番外編なのか、正統なる続編なのか、本書に関する情報がググってもさっぱり見つからないんで、どう位置づけたらいいものなのやらさっぱりわからないんですけど、ま、単純に「...