10年代

1/3ページ
  • 2020.07.13

旧約マザーグール

2017年初版 菅原キク徳間書店リュウコミックス 全2巻 コミックアーススターに連載されていた「HOLY HOLY」に描き下ろしのエピローグを加えた新装版。 お嬢様学校に通う良家の子女10数名が、船舶事故により名も無き無人島に流れ着くんですが、そこには人を襲う人外の化け物が居た、ってなお話。 プロッ […]

  • 2020.06.15

路地裏第一区

2012年初版 ムライ小学館IKKIコミックス この短編集を言葉で説明するのはとても難しいんですが、一言でいうならファンタジックでシュール。 非常に細かい線の神経質な描画が日本の漫画っぽくない雰囲気も醸してて、その独特の世界観は新時代の才能といえばそう言えなくもないかも。 頭部が電球になってる人間と […]

  • 2020.06.15

はじまりの竜とおわりの龍

2014年初出 海人井槙小学館ビッグコミックスペシャルヒバナ 中世的な封建社会を背景に、龍と呼ばれる異生物が存在する世界を描いたファンタジー。 まあ、やりたいことはわかります。 龍になにを透かして見てるのか、どんな役割をおわせたいのか、深く考え込むまでもなく、ああ、これは70年代から連綿と続く少女漫 […]

  • 2020.06.09

とこよかくりよ

2013年初出 伊藤静講談社モーニングKC 全2巻 一言で言うなら見事化けた、だと思います。 過去作で散見された薄甘い心優しさみたいなものは相変わらず主人公の性格設定に反映されてはいますが、それ以上に、まさかここまで人の心に潜む負の感情みたいなものをあからさまに描くだなんて想像すらしてませんでしたね […]

  • 2020.06.09

誰かカフカを守って

2011年初出 井田ヒロト新潮社バンチコミックス 1巻(全2巻) 第1話とその後の展開が断絶したようにつながらないので、大丈夫か?と不安になったんですが、第5話でようやく話の筋道が見えてきて、一安心。 都市伝説なホラーを描きたいのか、SFアクションにしたいのか、ちょっと見えてこない部分はありますが、 […]

  • 2020.06.07

ハカイジュウ

2010年初出 本田真吾秋田書店チャンピオンコミックス 全21巻 ある日突然、地の底から湧いて出てきた巨大クリーチャーに襲われる東京を描いたモンスターパニックものであり、サバイバルSF。 一連の怪獣ものと違うのは、クリーチャーが片っ端から人を食っちゃう、って点ですかね。 漫画の世界でこういう試みをし […]

  • 2020.06.07

少女終末紀行

2014年初出 つくみず新潮社バンチコミックス 1~3巻(全6巻) なんかよくわからんが文明の崩壊してしまった世界で、少女2人組がキャタピラ・カーに乗って廃墟を放浪するお話。 体裁はディストピアSFですが、内容はそれほどシリアスではなく、ゆるーい感じです。 格別何かが起こるわけでもなく、何かが激しく […]

  • 2020.06.05

妖怪HUNTER

2010年初出 井上淳哉新潮社バンチコミックス もちろん原作諸星大二郎。 過去の人気作を若手漫画家にリメイクさせて話題をさらう便乗商法は昨今の漫画業界にて、もはや常套手段ですが、それにしたって作品のチョイスが渋すぎるぞ、ってのはまあ、ありますよね。 作者が諸星ファンなのか、それとも編集部の画策なのか […]

  • 2020.06.04

ジュウマン

2014年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス 1巻(以下続巻) 長野県にある日忽然と出現した謎の巨大不定形物体。 人や建物を下敷きに、一切の銃器や物理的排除を受けつけず、居座り続けて2年。 何もかもがわからぬまま政府はそれを自然災害と認定するが、唯一自然でないのはどうやらそれが生きている […]

  • 2020.06.04

死人の声を聞くがよい

2011年初出 ひよどり祥子秋田書店チャンピオンコミックスRED 1~6巻(全12巻) 謎の死をとげた幼馴染の少女の霊につきまとわれる少年を主人公としたホラー。 ちなみに本作の場合、少女の霊は主人公に害をなすものではなく、なにくれとなく世話を焼いたり、危地から少年を救ったりする役割。 うしろの百太郎 […]

  • 2020.06.04

ナナのリテラシー

2013年初出 鈴木みそエンターブレインビームコミックス 1~2巻(全3巻) 鈴木みそ、って漫画家は、みんなが知ってそうで知らないことをうんちくもの、ハウツーもの風に物語とするのが上手な人だと私は思ってて。 路線でいうと青木雄二とか三田紀房に近いと思うんですが、この人の最大の武器は高い画力のあること […]

  • 2020.06.03

秘身譚

2010年初出 伊藤真美講談社KCDX 1巻(以下続巻) 3世紀の古代ローマを舞台に、暗殺者たる半陰陽の少年とその保護者であるローマ軍士官が暗躍する、血と政争の歴史ファンタジー。 当時のローマ帝国における文化や世相を忠実に再現するために、膨大な資料でもって考察、検証を行ってることは数ページ読めばすぐ […]

  • 2020.06.03

蒼の六郷

2013年初出 あさりよしとお白泉社 タイトルは言わずと知れた小沢サトル「青の6号」のもじり。 本当にあさりよしとおと言う人はこの手の言葉遊びが好きな人である。 ま、なんせ青の6号ですんで当然内容は深海もので潜水艦も大活躍、といった按配なんですが、作者らしいのは主役が女子高生と小学生の二人組みで、舞 […]

  • 2020.06.03

HIKARI-MAN

2015年初出 山本英夫小学館スピリッツコミックススペシャル 1巻(全7巻) 偶然感電したことによって、電気の中を自在に駆け巡る能力を得た少年を描いたヒロイックファンタジー。 1巻最後まで読んでまず思ったのは、これ本当に山本英夫?でした。 いや、「のぞき屋」とか「殺し屋1」「ホムンクルス」みたいな屈 […]

  • 2020.06.03

鬼死ね

2013年初出 岡田索雲小学館ビッグコミックス 1巻(全4巻) もし鬼の一族が人間そっくりの姿で社会に紛れ込んでいたら、という設定のコメディ。 主役は鬼であることを隠して学園生活を送る中学生の兄弟。 人とは違う生態を持つ彼らが、どのように人間社会と折り合いをつけていくのかを、異物でしかない悲哀もまじ […]

  • 2020.06.03

いってミヨーンやってミヨーン

2011年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス 1~2巻(全3巻) なにをしていても充足感が得られない主人公タモツと、何もかもが規格外な女、減込ツイン子の、デタラメで八方破れな所業を描いた屈折系コメディ。 一応長編の体裁ではありますが、どちらかと言うと連作短編っぽい内容。 毎回色んな登場人 […]

  • 2020.06.02

PACT

2014年初出 久慈進之介講談社ヤンマガKC 1巻(全5巻) 謎のテロ組織によって、世界中の海に沈められた窒素爆弾を除去するために命をかける、爆弾処理班の活躍を描いた近未来SF。 えーまず大前提としてですね、そんなコストのかかる非効率なことをテロ組織はやらない、と私は思うわけで。 そこまで潤沢な資金 […]

  • 2020.05.30

千九人童子ノ件

2010年初出 羽生生純エンターブレインビームコミックス 作者のこれまでの作風からすると、きっとこの作品は異端なのだろうけど、本作、近年出たいわゆるホラー系の作品を圧倒的にぶっちぎって必読の傑作伝奇ホラーだ、と思う次第。 いや、怖かった。 いや、怖いというか、虚々実々の演出に酔わされてつれて行かれそ […]

  • 2020.05.28

ローカルワンダーランド

2014年初出 福島聡エンターブレインビームコミックス 全2巻 全部で13話が収録された短編集。 それぞれのお話に関連性はなし。 題材は雑多で、テーマは多岐にのぼります。 福島聡で短編集といえば思い出されるのは「少年少女」ですが、残念ながら本シリーズ、少年少女ほど独特な世界観を有してはおらず、ちょっ […]

  • 2020.05.26

Q[クー]

2014年初出 シヒラ竜也集英社ウルトラジャンプコミックス 1巻(全4巻) 突如、空に現れた「ソラリス」と呼ばれる存在が、視線を合わせることによって「デミ」と呼ばれる怪物を地上に産み落とす異形の世界を描いたSFファンタジー。 空を見上げることの出来ない世界、という舞台設定は非常に面白かったと思うんで […]

  • 2020.05.25

変身のニュース

2012年初出 宮崎夏次系講談社モーニングKC <収録短編>赤星くん水平線jpg昼休みダンくんの心配銃娘の計画成人ボム 夏の日飛んだ車紙村のさわやかな変体 モーニングTWOに掲載された作品を集めた短編集。 ああ、これは一部の人に絶大な支持をうけそうだな、とは思った。 どの短編もどこか現実感がなくシュ […]

  • 2020.05.25

JUKE BOX

2015年初版 設楽清人エンターブレインビームコミックス ミラクルジャンプ及びハルタに掲載された作品5編を収録した短編集。 画力は高いです。 どことなく桂正和を思い起こさせるものがあったりも。 粗製乱造気味な近頃の新人と比較しても頭ひとつ抜けて実力派だと認めるにやぶさかではなんですが、問題はやはり作 […]

1 3