エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

アメリカ 2014監督 パトリック・ヒューズ原案 シルヴェスター・スタローン 今回も文句なしで痛快です。 ああ、おもしろかったね、スカッとした、と見終わったあとに食事がすすむ1本に仕上がってます。 このシリーズに整合性やシリアスな緊張感を求...

コウノトリの道 心臓を運ぶ鳥

フランス 2013監督 ヤン・クーネン原作 ジャン=クリストフ・グランジェ ドーベルマン(1997)で名を馳せたヤンクーネンの久々の新作ですが、前作シャネル&ストラヴィンスキー(2009)と同様にかつてのやんちゃな面影は全くありません。 至...

FURY/フューリー

イギリス 2014監督、脚本 デヴィッド・エアー これは格別メッセージ性のない事が、ある意味メッセージになっていたりするのかな、と思ったりもしました。 戦争映画、って重い印象を残すものが多いですが、本作に限っては私、なんかアメコミヒーローも...

ドーベルマン

フランス 1997監督 ヤン・クーネン原作、脚本 ジョエル・ウサン 当時、結構話題になり、ヤン・クーネンって何者だ、と騒がれたのを記憶しています。 大友克洋や押井守が好き、と公言していたようですが、私はどちらかというと小池一夫の路線か、と思...

ザ・レイド GOKUDO

インドネシア 2013監督、脚本 ギャレス・エヴァンス スマッシュヒットを記録したザ・レイドの続編。 ストーリーは前作から続いている形になってはいますが、別に見てなくても単体で充分楽しめます。 前作は肉弾相打つ高層アパートからの脱出劇でした...

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ1978 発情アニマル

アメリカ 1978監督、脚本 メイル・ザルチ 近年リメイクされて評判になり、2、3と続編が制作されているアイ・スピット・オン・ユア・グレイヴのオリジナル。 しかしまあタイトルがひどい。 発情アニマル・・・って・・・。 当時は内容の過激さから...

嘆きのピエタ

韓国 2012監督、脚本 キム・ギドク ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品。 さすがのキム・ギドク、安定の1本、と言う感じですかね。 普通におもしろい。 実はそんなに目新しい印象のあるシナリオでもないんです。 日本の70年代的なド...

闇のあとの光

メキシコ/フランス/ドイツ/オランダ 2012監督、脚本 カルロス・レイガダス シュールな前衛作品であるなら前衛作品であると最初に言ってくれ!って感じですかね。 ストーリーのつながらない断片的なシーンが幾重にも重なってさっぱりわけのわからな...

マイマザー

カナダ 2009監督、脚本 グサヴィエ・ドラン 近年、若き天才、と注目されるグサヴィエドランの長編デビュー作。 とてもじゃないですが、これだけの作品の脚本を17歳で書き上げて、19歳で監督したとは思えません。 自分の10代の頃を振り返るとな...

ザ・レイド

インドネシア 2011監督、脚本 ギャレス・エヴァンス イギリス人の新鋭監督であるギャレス・エヴァンスが、たまたま訪れたインドネシアに惚れこみ現地で撮影したアクション映画。 SWATと非合法組織の高層アパートにおける肉弾バトルを描いた作品な...

アイ・フランケンシュタイン

アメリカ 2014監督 スチュアート・ビーティー原作 ケヴィン・グレイヴォー グラフィックノベルを映画化した作品。 原作は全く知らないのでどの程度の改変が映画で行われたのかわかりませんが、どちらにせよプロットの段階で大変なことになってるのに...

シティ・オブ・ゴッド

ブラジル 2002監督 フェルナンド・メイレレス原作  パウロ・リンス 70年代のブラジル、リオデジャネイロの貧困街に生きる子供達にスポットを当てた犯罪ドラマ。 当時非常に話題になって、テレビシリーズが作られたりしました。 物語の骨格として...

わたしは生きていける

イギリス 2013監督 ケヴィン・マクドナルド原作 メグ・ゾーロフ 作品の原題はHow I live nowで、確かに直訳すると「わたしは生きていける」なわけですが、もうちょっと何とかならなかったのか、と。 教科書並みに固い、と感じるのは私...

スノーピアサー

韓国/アメリカ/フランス 2013監督 ポン・ジュノ原作 ジャン=マルク・ロシェット、ジャック・ロブ フランスで大ヒットしたコミックを映像化した作品。 とりあえず物語序盤はかなり辛いものがありました。 温暖化対策に失敗して氷河期を迎えてしま...

アップサイドダウン 重力の恋人

カナダ/フランス 2012監督、脚本 ファン・ソラナス 地球ではないどこか。 「ロシュの限界」や「様々な物理法則」を真っ向から無視した2重連星でのラブロマンスを描いた作品。 とりあえず絵ヅラはとてもおもしろいです。 それぞれの惑星に住む男女...

昔々、アナトリアで

トルコ/ボスニアヘルツェゴビナ 2011監督 ヌリ・ビルゲ・ジェイラン脚本 ヌリ・ビルゲ・ジェイラン、アルジャン・ケサル、エブル・ジェイラン カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した作品。 なんと言えばいいのかよくわからないのですが、なんとも...

NY心霊捜査官

アメリカ 2014監督 スコット・デリクソン原作 ラルフ・サーキ 実際にニューヨーク市警の巡査部長であったラルフサーキの手記を元に映像化された作品。 本当にこんなことがあったのかよ?!と思って見ると臨場感たっぷりで驚愕の連続ですが、創作であ...

アデル、ブルーは熱い色

フランス 2014監督 アブデラティフ・ケシシュ原作 ジュリーマロ カンヌ国際映画祭でパルムドール賞に輝いた作品。 スピルバーグが「偉大な愛の映画」と絶賛したらしいですが、はあ、そうなんすか?というのが私の率直な感想。 同性愛を大胆に描いた...

HUNGER ハンガー/静かなる抵抗

イギリス/アイルランド 2008監督 スティーブ・マックイーン脚本 スティーブ・マックイーン、エンダウォルシュ 「それでも夜は明ける」で話題を独占したスティーブマックイーン監督の処女作。 北アイルランド紛争で投獄された囚人達の待遇改善を求め...

ザ・マシーン

イギリス 2014監督、脚本 カラドッグ・ジェームズ まあ「ブレードランナー」に最も近づいた映画、と言う宣伝文は褒めすぎかと。 サイボーグでもアンドロイドでもなんでもいいんですけど、戦闘用人型兵器を題材にした作品としてはなんら目新しい部分も...

悪魔の花嫁

1975年初出 池田悦子/あしべゆうほ秋田書店プリンセスコミックス 1~4巻(全17巻) 子供の頃、なぜか一生懸命読んでいた作品で、懐かしくて再読したんですが、いやー凄かった。 もう、どこからつっこんでいいのか、わかんなくなってしまうぐらい...

裏切りの獣たち

南アフリカ 2013監督、脚本 ドノヴァン・マーシュ レザボアドックスが引き合いに出されるのがよくわかる気がします。 はっきり言ってドラマ自体は陳腐です。 刑事が上層部の汚職に嫌気が差して犯罪に手を染める、というストーリーも含め変に警官とし...

カニバル

スペイン/ルーマニア/ロシア/フランス 2014監督、脚本 マヌエル・マルティン・クエンカ 猟奇趣味満開のスプラッターなやつかな、と思いきや、それっぽい描写は極力控え目な落ち着いたタッチの作品でした。 ホラーというより、普通に大人のサスペン...

エスケイプ・フロム・トゥモロー

アメリカ 2014監督、脚本 ランディ・ムーア ディズニーワールドにおいて無許可撮影を敢行したことで注目を集めた1本。 作品のウェブサイトには「訴えられるまであと何日」としたカウンターがついており、そのジョークのセンスには、にやり、とさせら...