アメリカ 2014
監督 パトリック・ヒューズ
原案 シルヴェスター・スタローン

今回も文句なしで痛快です。
ああ、おもしろかったね、スカッとした、と見終わったあとに食事がすすむ1本に仕上がってます。
このシリーズに整合性やシリアスな緊張感を求める人は居ないと思うんですが、仮にそれを考慮に入れたとしてもね、一定の水準は保っているように思いますね。
これだけの人数のアクションスターをそろえながら、それぞれのキャラにきちんと見せ場を用意する心配りが素晴らしいですよね。
キャノンボール(1981)みたいにただスターを集めただけ、になってもおかしくないと思うんですよ。
そこを毎回ちゃんと回避できてるのがお見事。
やっぱり80年代、90年代のアクション映画を見てきた人たちにとってね、どうしたって胸躍るものはありますよね。
今回、一番の見所はやっぱりメル・ギブソンですかね。
あ、なんかハリソン・フォードとメル・ギブソンが出ると画面が締まる、と実感。
スター、ってのはこういうことなんだな、と。
他が下手、と言うわけではありませんが、やっぱりこの2人は頭ひとつ抜けて存在感がある、と痛感しました。
アントニオ・バンデラスのおかしなキャラクターにも爆笑。
ウェズリー・スナイプスに「脱税」といわせる脚本のセンスにも腹を抱えました。
4も多分制作されるんでしょうけど、次は是非、ジャッキーも出演させてあげてほしいですね。
ジャッキーの悪役とか見てみたい。
契約の問題とか色々あるのかもしれませんけど。
あとはそろそろスタローンもサブに廻っては、と思ったりしました。
ジェイソン・ステイサム主演でも大丈夫な気がするんですけどね、そこはやっぱりダメなんですかね。
気楽に楽しめて爽快、ハリウッドの王道を行く娯楽大作だと思いますね。