90年代

太郎 TARO

1992年初出 細野不二彦小学館ヤングサンデーコミックス 全24巻 地銀に勤めながらもプロボクサーとしてチャンプを目指す、主人公太郎の二足のわらじ生活を描いたサラリーマン/ボクシング漫画。 プロットは悪くない、と思うん...

ファンタジー、おじさんをつつむ

1996年初出 しりあがり寿エンターブレインビームコミックス いわゆるモーレツ社員(死語)であり、24時間働けますか?(リゲイン)と問われて、本当に働いてきた団塊の世代や社畜たちの、逃げ場のない苦悩を描いた連作短編集。 ...

方舟

1999年初出 しりあがり寿太田出版 描かれているのは静かに忍び寄る終末。 そこに、核爆発も宇宙大戦争もなければ、巨大な隕石の飛来もない。 ただ、しとしとと「雨」が降る。 ただしその雨は決してやむことがない...

弥次喜多 in DEEP

1997年初出 しりあがり寿エンターブレインビームコミックス 全8巻 真夜中の弥次さん喜多さん(1994~)の続編。 前作で物語は、一応の落とし所を見つけはしたものの、旅の終着点である「お伊勢さん」にはまだ到着してなか...

ア◯ス

1998年初出 しりあがり寿ソフトマジックレヴォルトコミック さてこのタイトル、どう読めばよいの?ってところからまずは悩むわけで。 多くの人は「きっとアリスだろう」と言ってるみたいですが、作者自身は「アマルスと呼んでま...

瀕死のエッセイスト

1993年初出 しりあがり寿ソフトマジックレヴォルトコミック 「死」をテーマに、明日をもしれぬ病人を狂言回しとして、幻覚的でシュールな物語を綴った連作。 死を考えることで生き様を問う、みたいな感じのことがやりたかったの...

真夜中の弥次さん喜多さん

1994年初出 しりあがり寿マガジンハウスmag comics 全2巻 何事か、ってレベルでしりあがり寿が「化けた」のがこの作品でしょうね。 十返舎一九の「東海道中膝栗毛」が元ネタですが、古典すぎて手にとったことすらな...

七夕の国

1996年初出 岩明均小学館ビッグコミックスピリッツ 全4巻 物質を穿つ(空間ごと削り取る)能力を持つ大学生が巻き込まれる、奇妙な出来事を描いた伝奇?SF。 はっきり言って、90年代においてさえ決して目新しいとは言えな...

寄生獣

1990年初出 岩明均講談社アフタヌーンKC 全10巻 長い間誤解していたんですが、改めて読みなおしてみると、寄生獣って「宇宙から飛来した」とはどこにも書かれていない、という事実に、今更なんですけどかなり愕然としました。 ...

月喰ウ蟲

1991年初出 大越孝太郎青林工藝舎 <収録短編>月喰ウ蟲變質狂の桃源郷肉と限界パノラマ境奇譚悪夢の森の満開の下メトロポリスモチーフ織垣家の娘差出人をみたら匿名だこりゃ月喰う蟲 私が読んだのは改訂版。 なんでしょ...

Holy Brownie

1996年初出 六道神士少年画報社ヤングキングコミックス 1~4巻(全6巻) グリム童話の靴屋の小人をモチーフに、人には不可視の小人(妖精)たちが世界のひずみを神の意志の元に修正すべく、奮闘する様子を描いた一話完結のファンタ...

市立戦隊ダイテンジン

1994年初出 六道神士辰巳出版 成人誌に連載されたエクエル・サーガのパイロット版とでも言うべき数話が収録された1冊。 なんせ成人誌ですんで、当たり前の話なんですけど毎回毎回意味なくエロシーンがあって、それがもうどうに...

エクセル・サーガ

1996年初出 六道神士少年画報社ヤングキングコミックス 全27巻 全く予備知識なしで手にとったので、絵柄とタイトルから想像するに「多分角川系の中世異世界ファンタジーなんだろうなあ」「ニッチな読者層にしか訴えかけてないんだろ...

マフィアとルアー

1996~01年初出 TAGROスタジオDNA 同人誌時代の作品も含む短編集。 絵柄が現在と全く違うものもあって興味深いんですが、一刀両断してしまうなら「青いなあ」ってところでしょうか。 どこか初期の浅野いにおに...

拡散

1993年初出 小田ひで次エンターブレインビームコミックス 上、下巻 どこか風変わりな少年、カッちゃんの身の上に起こった奇妙な現象を描くSFファンタジー。 タイトルが「拡散」なわけですけど、これ、読んでそのまま主人公カ...

天使の時空船

1993年初出 松本零士潮出版社希望コミックス 全7巻 銀河系宇宙を飲み込む、謎の崩壊断面から人類を救うため、レオナルド・ダ・ヴィンチが生存した15世紀のイタリアへとタイムトリップしたヒロイン、マミヤを描いた大河SF...

ピンポン

1996年初出 松本大洋小学館ビッグコミックスピリッツ 全5巻 松本大洋にしてはケレン味のない普通のスポーツ漫画だと思いますね。 だからこそ映画化やアニメ化につながった、ということなのかもしれませんが。 ...

チャイルド・プラネット

1996年初出 永福一成/竹熊健太郎小学館ヤングサンデーコミックス 全7巻 大人にだけ感染する致死性の細菌兵器に侵された街で、生き延びる子どもたちの集団を描いたパニックSF。 改めて言及するまでもなく、確信犯的...

プラネテス

1999年初出 幸村誠講談社モーニングKC 全4巻 2074年の未来、宇宙空間にてデブリの回収を生業とする宇宙飛行士、ハチマキの見果てぬ夢を描いたSFアドベンチャー。 とりあえずデブリ回収員を主役に据えるという...

ドラゴンヘッド

1994年初出 望月峯太郎講談社ヤンマガKC 全10巻 ド級のパニックSF、終末SFながら、全く何も明かされぬまま、あたかも打ち切りを宣告されてしまったかのように終わってしまった悪名高きシリーズ。 当時リアルタ...

鮫肌男と桃尻女

1993年初出 望月峯太郎ミスターマガジンDX 全1巻 ありゃっ、こういう方向へ行ってしまうの?と少なからず戸惑った作品。 作者はきっとSF/ホラーの方向へ進んでいくに違いない、と勝手に思ってたんで、至極映画的...

お茶の間

1991年初出 望月峯太郎講談社ミスターマガジンKC 全3巻 今はなきミスターマガジンに連載されたバタアシ金魚(1985~)の続編。 ヒット作の続編、って人気凋落気味の漫画家が手を染める定番のパターンだと思うん...

座敷女

1993年初出 望月峯太郎講談社ヤンマガKC リング(1998)以降のJホラーブームをあたかも先取りしたかのような傑作ホラーだと思います。 まだストーカーという言葉すら一般的でなかった頃に、こういうものを形にし...

頑丈人間スパルタカス

1993年初出 安永航一郎徳間書店少年キャプテンコミックススペシャル 全4巻 今はなき月刊少年キャプテンに連載されたドタバタギャグ。 さて、安永航一郎というと、私は県立地球防衛軍(1983~)を思い出すんですけ...
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