1994年初出 六道神士
辰巳出版
成人誌に連載されたエクエル・サーガのパイロット版とでも言うべき数話が収録された1冊。
なんせ成人誌ですんで、当たり前の話なんですけど毎回毎回意味なくエロシーンがあって、それがもうどうにもわずらわしいというか、うぜえというか。
きちんと期待に答えるべくプロに徹したのか、趣味が先行してたのかは知らないですが、寸止めのエロスというかバストトップすら一切描かなかったエクセル・サーガのストイックぶりと比較するなら、こんなのは黒歴史でしかないな、と。
この時点では「つまらないパロディ」「箸にも棒にもひっかからぬ中途半端なエロコメ」でしかないように思います。
あさりよしとお的発想がぬかるんだあぜ道に足を取られてすっころんだかのような印象。
ここからよくぞ見事に飛躍したことだなあ、と。
個人的には資料的価値しか見い出せないですね。
熱烈なファン向け。
お好きな方があれこれ共通点や細かなネタを発掘してお楽しみになればよいかと。