少女漫画

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  • 2020.05.22

おともだち

1983年初版 高野文子綺譚社 <収録短編>盛子さまのひなまつり上海の街角で春ノ波止場デウマレタ鳥ハボビー&ハーシーディビスの計画 やはり突出しているのは「春ノ波止場デウマレタ鳥ハ」でしょうね。 この中編の美しさ、躍動感、叙情性はただごとではないです。 御大手塚治虫の薫陶を礎に宮崎駿の美意識に迫ろう […]

  • 2020.05.21

絶対安全剃刀

1982年初版 高野文子白泉社 <収録短編>たあたあたあと遠くで銃の鳴く声がする花はい-背すじをのばしてワタシノバンデス絶対安全剃刀1+1+1=0おすわりあそべふとん方南町経由新宿駅西口京王百貨店前行田辺のつるアネサとオジあぜみちロードにセクシーねえちゃんうらがえしの黒い猫午前10:00の家鴨早道節 […]

  • 2020.05.13

ブレーメンⅡ

2000年初版 川原泉白泉社ジェッツコミックス 全5巻 さしずめブレーメンの音楽隊、宇宙へ行く、ってなところでしょうか。 少子化が進んだ結果、危険な宇宙船の乗組員を、知能を人工的に向上させた動物に任せるよりほかなくなった、と言う設定はあまりに無茶苦茶かと思わないでもないですが、そもそもがコメディタッ […]

  • 2020.05.12

海街diary

2007年初出 吉田秋生小学館フラワーコミックス 1~2巻(全9巻) ああ、私の知ってる吉田秋生が帰ってきた、と思いましたね。 BANANA FISHで作者とはお別れをして、幾星霜。 もうほんとにね、YASHA-夜叉-とかどうでもよかったんです。 流し読みをしただけなんで断言はできないんですけど、国 […]

  • 2020.05.11

ハナコ月記

1988年初出 吉田秋生筑摩書房 初読時はこれ、吉田秋生のエッセイで自分のことを描いているのだ、と私は思い込み、なんてあけすけで大胆な漫画家か、と感嘆したんですが、一応創作みたいですね。 一応ね。 本当のところは知りません。 吉田作品に通底するディフォルメのない男性像、恋愛観はエッセイ風であってすら […]

  • 2020.05.11

櫻の園

1985年初出 吉田秋生白泉社ジェッツコミックス 80年代の女子高校生の日常を吉田秋生らしいあけすけで飾らないタッチで描いた連作短編集。 確か映画化もされましたね。 5、6人いるメインの登場人物が各話ごとに主人公になる形式が独特ですが、やってることはいつもの吉田秋生です。 等身大にリアルで、過剰に飾 […]

  • 2020.05.10

BANANA FISH

1985年初出 吉田秋生小学館フラワーコミックス 全19巻 アニメにもなったヒット作ですが、私が吉田秋生を読まなくなるきっかけとなったのが実はこの作品でして。 出来が悪いとか、面白くないというわけじゃないんですけどね、あ、作風を変えてきた、と思ったんです、当時。 少女漫画の流儀でリアルな男性像を描く […]

  • 2020.05.10

吉祥天女

1983年初出 吉田秋生小学館フラワーコミックス 全4巻 吉田秋生の作風からするとこりゃ異色作では?と思うんですが、なぜか世間的な評価は高く、ドラマ化、映画化されてたりしますね。 山林王の孫娘として特殊な環境に生まれた主人公小夜子が、彼女の相続する財産と地位に群がる男どもを知略と美貌でかどわかし、一 […]

  • 2020.05.08

河よりも長くゆるやかに

1983年初出 吉田秋生小学館プチフラワーコミックス 全2巻 吉田秋生が実は男だ、とか元風俗嬢だ、などと流言飛語が飛んだのは本作発表後だったように思います。 それほどこのマンガは男子高校生というどうしようもない生き物の生態に関してどこまでもリアルだった。 女性読者より、むしろ男性読者の共感を多く得た […]

  • 2020.05.08

カリフォルニア物語

1978年初出 吉田秋生小学館フラワーコミックス 全8巻 厳格で、愛情表現の下手な弁護士の父親やエリートの兄に反発し、高校生にしてニューヨークで一人生きていこうとする主人公ヒース及び、その仲間たちの危なっかしい毎日を描いた青春群像劇。 24年組の影響下から長らく逃れられなかった少女漫画界において、エ […]

  • 2020.05.07

ユージーン

1990~94年初出 森脇真末味新潮社 <収録短編>サカナカナフラミンゴカフェコラージュユージーン 森脇真末味が描き続けてきた「屈折した人たちの人間ドラマ」の到達点が本作に収録されている表題作ユージーンだと私は思いますね。 絶望的で救いはないんですが、その救いのなさを見つめる作者の淀みのない視線、主 […]

  • 2020.05.06

UNDER

1991年初出 森脇真末味小学館プチフラワーコミックス 全2巻 極ジャンプ後の地球を描いた近未来SF。 ギミックやガジェットに期待すると肩すかしを食らいますが、マンガで「極ジャンプ」なんて概念を設定とした作品は珍しい、とは思いますね。 時空生物なんてのも登場してきて、SFファンの嗜好をくすぐる展開が […]

  • 2020.05.06

ゴドレイの恋人

1988年初版 森脇真末味新書館ペパームーンコミックス 作者があとがきで妖怪マンガ、と書いておられますが、言い得て妙。 腹の中が亜空間とつながってるヘソのない人気作家ゴドレイと、ゴドレイに翻弄されるロイとのドタバタを描いた連作シリーズ。 森脇真末味お得意のパターンで定番のやり口、と言われればその通り […]

  • 2020.05.06

BLUE MOON

1986年初出 森脇真末味小学館プチフラワーコミックス 全5巻 戸籍のない双子の兄弟、英一と英二の放浪生活を描いた連作長編。 世渡りはうまいがアウトローでゆがんだ性格の兄英一と、常識人だが兄に依存する弟との成長物語、とでも言えばよいか。 実は個人的にはあまり好きでないシリーズ。 いかにも作者らしい題 […]

  • 2020.05.05

森脇真末味傑作集

1984~89年初出 森脇真末味小学館プチフラワーコミックス 全4巻 1 ささやかな疑問符  ささやかな疑問符  レプリカ2  鏡の前のポダルゲー  週に一度のお食事を  ダモイ2 踊るリッツの夜  踊るリッツの夜  TIME  はがねの輪3 ゼネツィオの庭  ゼネツィオの庭  ぼくの心はバイオリン […]

  • 2020.05.05

夢喰いドガ

1976~78年初出 森脇真末味朝日ソノラマサンコミックスストロベリーシリーズ <収録短編>夢喰いドガ灰になるまではらからよBE MY LOVER兄弟ZINGI空白時計 おそらく森脇真末味の最も初期の作品を集めた短編集。 新装版や再編集版なども発売されてるんで断言は出来ませんが、ひょっとしたら一番S […]

  • 2020.05.04

緑茶夢

1979年初出 森脇真末味小学館フラワーコミックス 全4巻 おんなのこ物語の後日譚。 発表はこちらの方が先なんですが、Sticker解散後の水野の新バンド「スラン」の活動を主に描いたロック漫画。 後に作者が好んで使いそうなゆがんだ性格のキャラ、弘が主役で、ああもう初長編にして森脇真末味の手法、スタイ […]

  • 2020.05.04

おんなのこ物語

1981年初出 森脇真末味小学館フラワーコミックス 全5巻 セミプロバンド「Sticker」の解散までの活動を、主人公でドラマーである八角の目線を通して描かれた音楽マンガ。 バンド活動を描いたマンガは数あれど、私の知る限りではこれほどリアルで真に迫ってる作品を他に読んだ記憶がありません。 それこそ「 […]

  • 2020.05.04

イティハーサ

1986年初出 水樹和桂子ハヤカワ文庫 1~2巻(全7巻) おそらく卑弥呼以前の日本の古代を舞台とした作品だと思うんですが、そこまで遡ってしまうともう参考になる文献すらほとんどないわけで、そういう意味では異世界ファンタジーと言っても良いのかも知れません。 多分作者は新たなる壮大な日本の神話を自分の手 […]

  • 2020.05.04

樹魔・伝説

1979~85年初出 水樹和佳子ハヤカワ文庫 星雲賞を受賞するだけのことはあると納得できる内容ではありますね。 流星群に襲われて壊滅的な打撃を受けた後、なんとか復興をはたした西暦2505年の地球が舞台。 旧時代の世界とは政治の在り方も科学の在り方も違う未来の地球で、新たな災厄と再生を描いた「樹魔」も […]

  • 2020.05.03

一万十秒物語

1981年初版 倉多江美白泉社花とゆめコミックス 全3巻 テーマも設定も同じくしない連作ショートショート集。 星新一の文庫本でも読んでるような気になります。 当時のみならず、男性誌を含めても、こういう試みをしてる漫画作品って、ほとんどないような気がしますね。 そもそも需要がない、ってことなのかもしれ […]

  • 2020.05.03

樹の実草の実

1976~77初出 倉多江美白泉社花とゆめコミックス <収録短編>樹の実草の実イージーゴーイングフェイブルくんの夢赤ずきん君メニュー自慢終末釘球面三角 バラエティ豊かな短編集。 コミカルなものからシリアスなものまで、初期の一万十秒物語も収録。 やはり一番の読み所は「球面三角」か。 なんだこれ、諸星か […]

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