マンガ

神様ドォルズ

2007年初出 やまむらはじめ小学館サンデーGX 全12巻 あ、普通にうまい、というのはありました。ちょっと意地悪な言い方をするなら、やってることはそれこそ鉄人28号にも遡る伝統の様式で、召還獣であってジョジョみたいなもの、ってのはどうして...

1980年代の松本零士、7作品

ナスカ1980年初出これがまたもう、一体なにをどうしたかったのかのレベルでグダグダな内容でして。例の眼鏡で短足の四畳半なあいつが主人公の、ナスカを舞台としたSFなんですが、地球外生命体について描きたかったのか、有尾人について描きたかったのか...

1970年代の松本零士、36作品

ミステリー・イヴ1970年初出セクサロイドと同傾向の作品、といっていいと思いますね。宇宙からやってきた他星人であるイヴが主人公と情事を重ねながら、地球を侵略しようとする悪辣な宇宙人と2人で闘う、というストーリーなんですが路線はエロチック・ナ...

1960年代の松本零士、6作品

火星令嬢1968~74年初出<収録短編>ゼスラス第3紀太陽系狙撃兵天地創造第二番オルバース幽霊夫人ネアンデルタールマシンナーバン冬眠惑星大魔女王第3紀火星令嬢2015年現在、この短編集以前の作品も刊行されていますが、私が若い頃は作者の68年...

1970年代の手塚治虫、32作品

ふしぎなメルモ1970年初出テレビアニメの企画先行で漫画化された作品。当時、幼年誌3誌に同時に連載が始まったらしいんですが、ほとんどの原稿を後に紛失。単行本化された原稿は先生自身が「一番つまらかったもの」と公言されているもので、実際確かにた...

1960年代の手塚治虫、33作品

キャプテンKEN1960年初出未来の火星を舞台にしたSF大作。人類が火星に入植して、先住民である火星人を使役して繁栄を築き上げている、と言う設定の物語なんですが、マカロニウエスタン風な味付けがなされており、異色作、と言えるかも知れません。人...

1950年代の手塚治虫、18作品

漫画大学1950年初出手塚版漫画の描き方。とはいえ終戦後の「描き版」の時代の話ですし、技術的なこともあまり書かれておらず、すぐに脱線して実践編とでもいうべき短編が始まってしまうので当時でさえあまり参考にならなかったのでは、と言う気がしないで...

1940年代の手塚治虫、5作品

マアチャンの日記帳1946~72初出手塚治虫が各社新聞紙やPR誌、ミニコミ誌に連載した四コママンガ、小編を集めたもの。私が読んだ中で一番年代の古い作品です。「フクちゃん」が好きで影響を受けた、とおっしゃってますが、表題作も含め読後の感触は確...

THAT’Sイズミコ

1983年初出 大野安之スタジオシップ 全6巻一体このマンガを文章でどう表現したらいいのか、本当に悩みます。初期はモラトリアムな女子大生二人組のナンセンスなSFコメディだったんですね。語弊があるかもしれませんが、対象の年齢層をもう少し上に設...

神の獣

1992年初出 巴啓祐講談社モーニングKCリアルタイムで読んでいないので当時の反響とか、評判とかまるで知らないのですが、こりゃマンガでは珍しくド級の怪獣SFだ、と、とても驚かされた1冊。絵柄は露骨に大友克洋の影響下にあるように思いますが、い...

悪魔の花嫁

1975年初出 池田悦子/あしべゆうほ秋田書店プリンセスコミックス 1~4巻(全17巻)子供の頃、なぜか一生懸命読んでいた作品で、懐かしくて再読したんですが、いやー凄かった。もう、どこからつっこんでいいのか、わかんなくなってしまうぐらい強烈...

モンスターキネマトグラフ

2008年初版 坂木原レム徳間書店リュウコミックス人間兵器として戦場に投入された「怪獣に変身できる女」が戦後、映画の世界に関わりながら「生きた着ぐるみ」として国家に監視されながらも、けなげに生きていく姿を描いた作品。いやもう、とりあえず発想...

オキテネムル

2014年初出 連打一人双葉社アクションコミックス 1~2巻(全9巻)「王様ゲーム」で人気を博した著者が原作なしで挑んだ新作SFアクション。あ、絵が上手だな、と言うのはありました。若干コマ運びが未熟というか、映画で言うところのカメラワークの...

グレイトフルデッド

2003年初出 久正人講談社マガジンZKC 上、下おそらく作者のデビュー作。長らく絶版でしたがこのほど講談社から新装版発行。えー、アメリカのサイケデリックロックバンドのことじゃありませんからね、念のため。清朝末期の中国を舞台にした霊幻道士も...

ミュウの伝説

1985年初出 野部利雄小学館少年ビッグコミックス 1~2巻(全8巻)今は亡き、少年ビッグコミック~ヤングサンデー初期に掲載された作品。子供の頃読んでおもしろかったような記憶があったので、再読してみたわけですが、やっぱり30年の歳月は読者の...

チョコレートパニック

1984年初出 藤原カムイ双葉社アクションコミックス 全3巻藤原カムイが「ロトの紋章」で有名になる以前に発表していた1話完結形式の連作長編。とりあえず、現代では間違いなく連載にストップがかかるであろう内容です。多分企画も通らないと思う。とい...

鬼畜島

2014初版 外薗昌也竹書房バンブーコミックス 1巻(以下続刊)ここ数年、それしかないのか、と言いたくなるぐらい大流行である、シチュエーションスリラーの流れを踏襲した作品でしょうね。マヌケな大学生のグループが運悪く漂着した島に、豚のお面をか...

獣人聖域

1989初版 鈴宮和由学研ノーラコミックス 1~3巻(全5巻)鈴宮和由といえば「とってもひじかた君」しか私は記憶になかったりするのですが、その後、コミックノーラ(廃刊)で活躍されていたみたいですね。今回後追いで3冊読んでみた次第。全5巻完結...

魔街の坂

2014年初出 中村哲也エンターブレインビームコミックス 全2巻RPG風中世的世界観を基調としたファンタジー、と言っていいと思います。主人公が「しゃべる」強化装甲をまとい、元は人間であるモンスターと戦う、という設定は古いアニメのようでもあり...

百億の昼と千億の夜

1977年初出 光瀬龍/萩尾望都秋田文庫このようなド級のSFが少年チャンピオンに掲載されていた、というのが驚きですし、しかも作画が少女マンガ界の生ける伝説、おモー様である、ということも今となっては二重にびっくりだったりします。はっきりいって...

河童の三平

1968年初出 水木しげる2010年にNHKで放映された「ゲゲゲの女房」のおかげで一躍国民的漫画家に祭り上げられて表彰までされてしまった水木しげるですが、みなさん本当に水木しげるの漫画、読んでるのかなあ、と言うのが私の正直な感想だったりしま...