マンガ

萩尾望都作品集 第Ⅰ期(抜粋)

1969~73年初出 1巻 ビアンカ<収録短編>ルルとミミ/すてきな魔法/クールキャット/爆発会社/ビアンカ/ポーチで少女が子犬と/ベルとマイクのお話/雪の子/千本めのピン萩尾望都の最初期の短編を集めた一冊。80年代の作者の作品に慣れ親しん...

遥かなり夢のかなた

1975~80年初出 竹宮恵子小学館文庫<収録短編>遙かなり夢のかなた集まる日オルフェの遺言夢見るマーズポート決闘2108年西暦2763年の童話ジルベスターの星から真夏の夜の夢夜は沈黙のときSF系の作品ばかりを集めた短編集。「遙かなり夢のか...

地球へ

1977年初出 竹宮恵子スクエアエニックスGファンタジーコミックス 全3巻なんせ初めて読んだ竹宮恵子のマンガが「風と木の詩」だったので、当時学生だった私は激しい嫌悪感を覚え、それが原体験となり、本当に長い間、氏の作品は敬遠しておりました。は...

ミステリオス

1972年初出 小室孝太郎高橋書店 全2巻ワーストや命MIKOTOの強烈さを期待すると完全に肩透かしをくらうと思います。学園の番長で、素行不良な主人公悟郎が、なぜか救われない魂をあの世に送る手伝いをする羽目になる、というオカルトファンタジー...

命 MIKOTO

1978年初出 小室孝太郎集英社ジャンプスーパーエース80年代にブームを巻き起こした伝奇バイオレンスの先駆けとも言える作品。漫画で呪術、密教を題材としたオカルトアクションをやったのはおそらく本作が最初ではないか、と思います。恐ろしく早かった...

ワースト

1970年初出 小室孝太郎集英社ジャンプコミックス 全4巻侵略SF、パニックSFの傑作として好事家の間で名高い作品ですが、なるほどこれは先駆的作品として伝説化するのもわかる、と納得の一品。とても少年ジャンプ掲載とは思えません。いったい何の叙...

アタゴオルは猫の森

1999年初出 ますむらひろしメディアファクトリーMFコミックス 1~2巻(全18巻)作者のライフワーク、アタゴオルシリーズの現時点での最新作。まるでつい昨日まで連載が続いていたかのような違和感のなさで、そこは素直に感心しますし、ストーリー...

コスモス楽園記

1986年初出 ますむらひろしスコラ バーガーSC 全5巻作者のライフワークであるアタゴオルシリーズにおいて、この作品がどういう位置付けなのかはよくわからないんですが、これはちょっとあなどれない、と驚かされたましたね。一般には「アタゴオル玉...

アタゴオル物語

1976年初出 ますむらひろし朝日ソノラマ 1~3巻(全6巻)マンガ少年に掲載された、人語を解する巨大猫ヒデヨシと少年テンプラの活躍を描いた作者おなじみのファンタジー、最も初期のもの。後年に比べると作画がかなり拙い、というのはあります。まだ...

忍者武芸帳

1959年初出 白土三平小学館文庫 全8巻史的唯物論を持ち込んだ忍者漫画の歴史的傑作と言われたシリーズ。かの手塚治虫は白土三平のせいで漫画にイデオロギーを求められるようになってしまった、とぼやいたぐらいだから当時の衝撃は相当なものだったんで...

サスケ

1961年初出 白土三平小学館文庫 全10巻なんせ60年代の少年向け忍者活劇ですんで、さすがに古さを感じる部分はあるわけです。それでもアニメで慣れ親しんだ少年忍者サスケの勇姿に、心躍るものがない、といえば嘘になる。絵柄は劇画タッチな後年とは...

カムイ外伝

1965年初出 白土三平小学館ビッグコミックス 全20巻白土三平の作品の中で一番大好きなシリーズ。何事か、っていうぐらいおもしろい。少年サンデーで連載されていた初期の数話は子供向けを意識してか、絵柄も違い、忍者アクションものと言った風情なん...

カムイ伝

1964年初出 白土三平小学館ゴールデンコミックス 全21巻差別とはなにか、生きるとはどういうことかを問うた不朽の歴史大作、大河時代劇。知らない人のために一応書いておきますと、アニメ等で話題になったカムイ外伝と内容はまるで違います。浅い巻で...

愛と誠

1973年初出 梶原一騎/ながやす巧講談社マガジンKC 全16巻当時、空前の大ブームを巻き起こし、何度も映像化された作品ですが、実は私、今日まで読んだことがなくてですね。何の根拠もない先入観なんですが、すごく暑苦しそう、と思ってたんですね。...

たびしカワラん!!

2015年初出 江野スミ小学館裏サンコミックス 1巻(以下続巻)多分、はまる人は猛烈にはまって、そうでない人は、なんだこれ、で終わってしまいそうな漫画。丸尾末広や高橋葉介、林田球らの影響下にある、みたいな事を作者本人が言ってるようですが、一...

8マン

1963年初出 平井和正/桑田二郎扶桑社文庫 1~4巻(全6巻)とりあえず線のシャープさはとても63年に描かれたものとは思えず、感心させられました。なるほど信奉者を生むだけはあると納得。内容はアニメとそう大きく変わらず、勧善懲悪なアメコミ風...

漫画家残酷物語

1961年初出 永島慎二ジャイブ 全3巻当時、若者のバイブル、カリスマと言われ、圧倒的支持を得た伝説的作品。日本で初めての私小説風の漫画と言われていますが、共通して各話とも漫画家が主人公だ、というだけで、ストーリーに連続性はありません。連作...

ワイルド7R

2011年初版 望月三起也実業之日本社 全2巻まさかまさかのワイルド7の新作。もう70歳は超えておられるかと思うんですが、いやはや先生ご健在。絵もストーリーも全然荒れてない。これは驚かされましたね久しぶりに。2012年の映画化に合わせて、と...

飛葉

2008年初版 望月三起也ぶんか社コミック文庫ロゼサンクと同じく、年をとって既にワイルド7の一員ではない飛葉を主人公にした作品。本作での飛葉は体内に摘出できない弾丸があり、そのため不意に発作が起きて動けなくなることもある、という設定なんです...

ロゼサンク

2008年初版 望月三起也ぶんか社コミック文庫主にアクション系の作品を集めた短編集。やはり最も注目すべきは表題作「ロゼサンク」でしょうね。私はこの一作の為だけに購入。単行本に収録されたのはこの文庫が初めてのはずです。年老いて長年の戦い故、片...

学園シャンプー

1982年初版 望月三起也少年画報社ヒットコミックス 全3巻作者にしては珍しい、SF風味の学園もの。京都を舞台に、不良グループの抗争に巻き込まれてしまった主人公のドタバタを幾分コメディ調に描いた作品なんですが、特徴的なのは主人公が軽い念動力...

四つ葉のマック

1983年初版 望月三起也少年画報社ヒットコミックス 全7巻非行少年を手続きなしで海洋艦型鑑別所に収容できる世界を描いたバイオレンス。再読してみて私が一番驚いたのは、このプロットって、後のバトルロワイヤルであり、ハンガーゲームやメイズランナ...

変身!

2014年初出 横山旬エンターブレインビームコミックス 1巻(全3巻)なんだかよくわからないんですけど不思議なおもしろさがある一冊。自在に変身できる能力を有した男の子と、唯一その秘密を知る同級生の女の子との学園生活を描いたドタバタなんですが...

ザ・ムーン

1972年初出 ジョージ秋山小学館文庫 全4巻作者にしちゃあ珍しい、巨大ロボットもの。しかしこの手の勧善懲悪な少年SFにおいてすらジョージ秋山節は全開。こりゃ裏石ノ森章太郎、裏横山光輝と言っても良い作品では、と思います。本当にカタルシスを得...