マンガ

アシュラ

1970年初出 ジョージ秋山幻冬社文庫 上、下少年誌でカニバリズムって、とりあえず編集は止めろよ、と言う話で。青年誌媒体がなかった、というのはわかるんですが、それにしても超えちゃいかん一線はあるでしょう、と思う次第。この作品の最大の問題点は...

銭ゲバ

1970年初出 ジョージ秋山幻冬社文庫 上、下もう本当に長い間ジョージ秋山は鬼門でして。まず絵が好きになれない、ってのが大前提にあって、さらには、あけすけに露悪的かつエキセントリックな作風が嫌いってのがその次にあった。もちろん浮遊雲みたいな...

エコエコアザラク

1975年初出 古賀新一秋田書店チャンピオンコミックス 全19巻70年代の少年チャンピオンを支えた人気漫画のひとつで、近年、何度か映画化されたりドラマ化されたりしている作品ですが、はっきり言って原作はそれほど優れた出来というわけでもなし。黒...

ゾンビマン

1998年初版 日野日出志角川書店作者の比較的近年の作品を集めた短編集。しかしゾンビマンって、B級アメコミみたいだなあ、と思ってたら内容も本当にその通りでどうにもこうにも。エンディングがやたら文学的で思わず失笑してしまいましたが、どこかサム...

太陽伝

1973年初出 日野日出志マガジンファイブホラーではない、と聞いてはいたんですが、なんせ日野日出志なんで、いったいどのようなカルトなのか?!とドキドキしながらページをめくったんですが、思いのほか普通に少年向き冒険マンガで拍子抜け。太古の地球...

地獄小僧

1976年初出 日野日出志ひばり書房ヒットコミックス事故で最愛の息子を失った病院長が悲しみのあまり他人の子供を犠牲にして我が子を甦らそうとするが、甦った我が子はとても人間とは呼べぬ化け物であった、というどこかで読んだことのあるような内容の怪...

蔵六の奇病

1976年初出 日野日出志ひばり書房ヒットコミックスこれまた日野ワールド全開な狂った一冊。簡単にストーリーをかいつまむと、精神薄弱な主人公蔵六が全身にできた七色のできものからしたたる膿で絵を描こうとするお話。もう、間違いなく今の時代には描け...

毒虫小僧

1975年初出 日野日出志ひばり書房ヒットコミックス子供の頃怖いモノ見たさで読んで、長らく私のトラウマとなった一冊。この本のせいで見慣れぬ虫をひどく恐れる時期がしばらく続いたのだから、ほんと作者には責任とってほしい。カフカとの共通点等、識者...

スズキさんはただ静かに暮らしたい

2014年初出 佐藤洋寿徳間書店ZENONコミックス 1巻(全3巻)警察ぐるみの犯罪に巻き込まれ命を狙われる少年と、巻き添えで少年の面倒を見る羽目になってしまった孤独な殺し屋スズキさんの逃避行を描いたサスペンス風のアクション。1巻を最後まで...

亜人ちゃんは語りたい

2014年初出 ペトス講談社ヤンマガKC 1巻(以降続巻)亜人、というくくりで、世界の伝承や神話に生きる妖怪だの魔物だのを一堂に集め、女子高生として学園生活を送らせたファンタジックなコメディ。私の説明だけ読んでるとなんの新鮮味もない感じです...

ソマリと森の神様

2015年初出 暮石ヤコ徳間書店ZENONコミックス 1巻(以降続刊)人間が人外の魔物に追われ、絶滅寸前となった世界を舞台に、心を持たぬ森の守り人ゴーレムと人間の女の子の親探しの旅を描いたファンタジー。どことなく「ハクメイとミコチ」や人外✕...

原始乙女と神の塔

2014年初出 シオミヤイルカ講談社ヤンマガKCタイトル買い。原始時代を舞台にいったいなにをやらかそうというのか!?原始時代が舞台って、マンガじゃ石ノ森章太郎の原始少年リュウとはじめ人間ギャートルズぐらいしかないぞ、これは相当なチャレンジな...

続・新ワイルド7

1995年初出 望月三起也ぶんか社コミック文庫新ワイルド7の続巻、と言っていい内容で、「続」がついたからといって設定が変わっていたり、作中の時間が大きくが経過しているわけではありません。おなじみのキャラも何人か登場。ちなみに新ワイルド7で敵...

新ワイルド7

1986年初出 望月三起也ぶんか社コミック文庫 全8巻なんとなく中途半端に、主人公生死不明のまま終わってしまったワイルド7の続編なんですが、記憶喪失に苦しむ飛葉が記憶を取り戻すために再び闘いの渦中に身を投じてゆく序盤から、いつの間にか新しい...

俺の新撰組

1979年初出 望月三起也ぶんか社コミック文庫 上、下新撰組の母体となる浪人たちが京に上って新撰組を結成し、後世に知られる組織の体裁を整えるまでを描いた作者には珍しい歴史もの。新撰組自体に詳しくないので、史実を作者流に改変しているのかどうか...

サムライ教師ボギー

1981年初出 望月三起也集英社プレイボーイコミックス 全4巻暴力も辞さぬ型破りな熱血教師ものをやりたかったのだと思うんですが、主人公ボギーの教師像を上手に作り上げられず轟沈、といったところでしょうか。最大の問題点はボギーが教師としてどうあ...

優しい鷲JJ

1981年初出 望月三起也少年画報社ヒットコミックス 全7巻実は本作こそが望月三起也の最高傑作なのではあるまいか?とあたしゃ密かに思っていて。もちろんワイルド7も好きだし、古いファンは秘密探偵JAを一押しにする人もいたりなんかするんでしょう...

バラの戦士

1976年初出 望月三起也双葉社アクションコミックス 全4巻巨大な複合企業、空コンツェルンの陰謀により、会社をつぶされのっとられてしまった運輸会社の残党が、空コンツェルンの雇われに身をやつしながら命がけの復讐をもくろむ現代版忠臣蔵といった風...

ジャパッシュ

1971年初出 望月三起也ぶんか社コミック文庫端麗な容姿と長けた弁舌で人心を惑わす悪徳のアンチヒーロー、ジャパッシュのあくなき権力への欲求を描いた作品。相当早かったのだけは確かだと思います。正義不在の悪党が、どんどんその力を肥大させていく物...

ワイルド7

1969年初出 望月三起也ぶんか社コミック文庫 全27巻やはりこりゃなんだかんだ言ってもアンチヒーローを描いた日本のアクション漫画の先駆であり、金字塔だと思うわけです。今あらためて読むとですね、正直あちこち古い、ってのはあります。殺人許可証...

60億のシラミ

1979年初出 飯森広一秋田書店少年チャンピオンコミックス「レース鳩0777」等が人気を博した動物漫画で有名な飯森広一のSF大作。とりあえず、地球上に生息する人類をシラミといいきるその辛辣さ、またタイトルにしてしまう大胆さには恐れいりました...

巨人獣

1971年初出 石川球太大田出版QJマンガ選書60~70年代、動物漫画で人気を博した作者がSFに挑んだ異色作。アイディア自体は単純きわまりないんです。ある日突然、1人のサラリーマンが巨大化してしまったら・・。たったこれだけ。しかしたったこれ...

切子

2015年初版 本田真吾日本文芸社ニチブンコミックス久しぶりにきっついホラーを読んだ、って感じです。さほどプロットやシナリオに意外性があるというわけでもないんですが、本田真吾はこういうのも描けるのか、と驚いたのと、後味の悪さで相乗的にやられ...

地獄くん

1967年初出 ムロタニツネ象朝日ソノラマサンワイドコミックス知る人ぞ知る恐怖漫画として名高い一作。いやはや凄いです。カルト漫画数あれど、作者本人の無自覚が思惑とは裏腹にマニアの評価を得てしまった例としては典型かもしれませんね。もうキャラデ...