80年代

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  • 2020.06.23

バチ当たり修道院の最期

スペイン 1983監督、脚本 ペドロ・アルモドバル つぶれかけた修道院をなんとか立て直そうとあがく5人の尼僧の、ぶっ飛んだ共同生活を描くコメディタッチの作品。 とりあえず国民の94%がカトリック教徒であるスペインで、よくぞここまで尼僧を茶化したものだな、と思います。 なんせ尼僧たちの洗礼名が肥溜尼に […]

  • 2020.06.16

不思議惑星キン・ザ・ザ

ソビエト連邦 1986監督 ゲオルギー・ダネリア脚本 ゲオルギー・ダネリア、レヴァス・ガブリアゼ 偶然、空間転移装置に触れてしまったことにより、キン・ザ・ザ星雲惑星ブリュクに飛ばされてしまったソビエト人2人の、地球への帰還を目指す旅を描いたSFコメディ。 とりあえず、旧ソビエトにSFコメディが存在し […]

悪魔のいけにえ2

アメリカ 1986監督 トビー・フーパー脚本 L・M・キット・カーソン いやーひどい。 もー頭痛がしてくるほどひどい。 ここまで不出来なB級ホラーを見たのはほんと久しぶりで、なんか鼻の奥がつーん、と激臭でしびれてくるような錯覚さえ覚えましたよ、私は。 スラッシャームービーの金字塔ともいえる前作はいっ […]

  • 2020.06.14

スペースバンパイア

イギリス/アメリカ 1985監督 トビー・フーパー原作 コリン・ウィルソン もう珍作としか言いようのない二線級のオカルトSF。 けれど当時はその手のファンの間で結構話題になり、今も語り継がれてたりするんだからあなどれないというか、いい時代だったなあ、と目を細めてしまう、というか。 ダン・オバノンやア […]

第5惑星

アメリカ 1985監督 ウォルフガング・ペーターゼン原作 バリー・ロングイヤー 遠い未来の宇宙時代を舞台に、異星人と人類の心の交流を描いた異色のSF大作。 舞台設定そのものはありがちなスペースオペラだ、といわれればその通りなんですが、この作品が独特だったのは、人類と異星人が銀河を割る大戦争を繰り広げ […]

  • 2020.05.27

ネバーエンディング・ストーリー

西ドイツ/イギリス 1984監督 ウォルフガング・ペーターゼン原作 ミヒャエル・エンデ 発表されるや否やエンデの原作ファンから批難轟々、エンデ本人は訴訟したといういわくつきの映画ですが、なぜか興行収入は上々だった、というんだから、結局はワーナーが慧眼であった、という事なんでしょうか。 わかりませんが […]

  • 2020.05.26

U・ボート

ドイツ 1981監督 ウォルフガング・ペーターゼン原作 ロータル・ギュンター=ブーハイム ペータゼン監督の評価をゆるぎないものとし、彼のハリウッド進出への足がかりとなった作品ですが、なるほど看板に偽りなし、と思った次第。 なんといっても見事だったのは閉鎖的空間である潜水艦内部の圧迫感に満ちた演出でし […]

  • 2020.05.22

フルメタル・ジャケット

アメリカ 1987監督 スタンリー・キューブリック原作 グスタフ・ハスフォード それほど戦争映画に詳しいわけじゃないのですが、これまでに見た同系統の作品の中で圧倒的に印象に残ってるのがこの一作。 さて私が戦争映画に求めるもの、って実は至極単純で「情に訴えかけるような内容でないこと」「主義的なメッセー […]

シャイニング

イギリス 1980監督 スタンリー・キューブリック原作 スティーブン・キング 昔見たときは、なんだかオチがすっきりしない、結局どういうことなのかよくわからない、と幾分消化不良気味に感じたものですが、あらためて見てみて、そんな感想を抱いた過去の自分をつくづく幼かった、と恥じ入る次第。 これ以上なんの説 […]

赤ちゃん泥棒

1987 アメリカ監督 ジョエル・コーエン脚本 コーエン兄弟  実に映画としてきっちり作ってあって、コメディであるにもかかわらず、いわゆるコントっぽいスタイルに迎合しないのがこの人たちらしさ、なんだろうなあ、と思います。 もちろんギャグや悪ノリはあるんですけど、それを凄く真面目に撮るわけです、コーエ […]

  • 2020.05.16

オペラ座血の喝采

イタリア 1988監督 ダリオ・アルジェント脚本 ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリーニ オープニングはいきなりカラスの目の大写し。 徐々にカメラがズームアウトすると、そこにはオペラの調べにのせ、カラスが劇場内を飛び交う、という異様な光景が。 声はすれども姿の映らない歌い手の目線をカメラは代って […]

  • 2020.05.16

ニュー・シネマ・パラダイス

イタリア/フランス 1989監督、脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ 古き良き時代への郷愁を、監督の思い入れたっぷりに、その陽の部分に焦点を当てどこまでも心優しく描き出した傑作でしょうね、やはり。 時代背景として戦争の暗い影なんかもありますから、そんな風にいつも前向きで朗らかにいられたはずがない、現実的 […]

  • 2020.05.14

ブラッド・シンプル/ザ・スリラー

アメリカ 1984監督 ジョエル・コーエン脚本 コーエン兄弟 コーエン兄弟のデビュー作を彼ら自らの手で再編集し、99年に再発売されたもの。 当時劇場公開されたものは見てないんで、何がどう違うのか検証は出来ないんですが、そこはまあ識者の方々にお任せするとして。 私が感心したのは初めて単独で映画製作に望 […]

フェノミナ

イタリア 1984監督 ダリオ・アルジェント脚本 ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリーニ 虫と心を通わせることのできる少女が巻き込まれた連続殺人事件を描いたスリラー。 一応便宜的にスリラーとは書きましたが、実際のところはほとんどホラーかもしれません。 とはいえ少女が発揮する能力に至ってはどこかキ […]

  • 2020.05.13

シャドー

イタリア 1982監督、脚本 ダリオ・アルジェント 前作インフェルノの北米での惨敗をうけて、再び母国イタリアでメガホンをとった一作。 サスペリア以前のショッキングなサスペンス路線に回帰してます。 魔女とか超常現象とかはもう勘弁、ってことなのか、それとも周りの圧力があったのか、そのあたりは不明。 初期 […]

  • 2020.05.12

インフェルノ

アメリカ/イタリア 1980監督、脚本 ダリオ・アルジェント サスペリアを第1作とするアルジェントの魔女3部作、第2弾。 これまでの監督の作品は何故かアメリカ人がイタリアで活躍する話が多かったですが、今回は初めてニューヨークを舞台にストーリーは進行。 サスペリアの成功を受けてか、配給も20世紀FOX […]

グロリア

アメリカ 1980監督、脚本 ジョン・カサベテス 99年にシャロン・ストーン主演でリメイクもされた名作。 なんと言っても監督のジョン・カサベテスが素晴らしかったのは、当時50歳だった主演のジーナ・ローランズを等身大のまま恐ろしくかっこいい女としてフィルムに焼き付けたことでしょうね。 ジーナ、格別フェ […]

悪魔の陽の下に

フランス 1987監督 モーリス・ピアラ脚本 モーリス・ピアラ、シルヴィー・ダントン 多神教であり、明治政府が禁ずるまで平気で仏教と神道を混ぜ合わせてしまうような日本人にとって、この作品は恐ろしく理解不能なのでは、と私は思います。 キリスト教司祭として一人前になることに、真摯に、強情に、狂信的に取り […]

  • 2020.04.29

XYZマーダーズ

アメリカ 1985監督 サム・ライミ脚本 サム・ライミ、コーエン兄弟 気弱でもてない主人公がヒロインを振り向かせるために、人間離れしたデブの殺し屋に挑むホラーコメディ。 笑いと恐怖は表裏一体とはよく言ったもので、サム・ライミは「死霊のはらわた」を撮ったあとにこの作品を発表したことでまさにそれを実証し […]

  • 2020.04.26

死霊のはらわたⅡ

アメリカ 1987監督 サム・ライミ脚本 サム・ライミ、スコット・スピーゲル 「2」ですんで続編かな、と思いがちですが、やってることは設定と舞台を同じくしたリテイクみたいなもの。 前作の登場人物は誰一人登場せず、新たに山荘を訪れた人間に襲いかかる惨劇が同じパターンで描かれてます。 スプラッターでグロ […]

  • 2020.04.23

死霊のはらわた

アメリカ 1981監督、脚本 サム・ライミ 昔見たときはすげえ怖え、と震え上がったものですが、あらためて見てみると、え、こんなものだった?ってちょっと首をひねったりとか。 いやはや月日の流れとは情け容赦ないものです。 なにもかもが拙い、というのはやはりありますね。 いかにもインディーズ、というB級色 […]

ラスベガスをやっつけろ

アメリカ 1998監督 テリー・ギリアム原作 ハンター・S・トンプソン 若い頃、この作品を見たときは、ギリアムいったいどうしちゃったの?とはてなマークが脳内を飛び交ったものですが、歳をとってあらためて見てもあんまり感想は変わりませんでした。 えー、わ・け・が・わかりま・せーん。 記者と弁護士の二人組 […]

  • 2020.04.04

ポランスキーのパイレーツ

フランス/チュニジア 1986監督 ロマン・ポランスキー脚本 ロマン・ポランスキー、ジェラール・ブラッシュ 2015年現在、未DVD化。 VHSはそれなりに出回ってるみたいですが、ほとんど話題になってないような気がします。 はて? カリブ海を舞台に、強欲な海賊レッド船長を主人公とした海洋ドタバタコメ […]

戦慄の絆

カナダ 1988監督 デヴィッド・クローネンバーグ原作 バリ・ウッド、ジャック・ギースランド あ、今までとなにかが違う、というのが、最初に見たときの感想でした。 クローネンバーグはこの作品を起点に、明らかに自己の表現手法を変えてきた、と思います。 なんといいますか、不必要に煽らないんですね。 じっく […]

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