マンガ

ザ・シャドウマン

1967年初版 さいとうたかを秋田書店サンデーコミックス 全3巻 ひょっとしたらアメコミの影響なんかもあったのかもしれない、オーセンティックな変身ヒーローもの。悪の秘密結社と戦う国際組織エンゼルの活躍を描いた少年向けの作品。今あらためて読む...

1980年代の小池一夫、17作品

魔物語 愛しのベティ1980年初出 小学館全17巻弱小ヤクザ組織のチンピラ肝川胆平と、魔界の頂点に君臨する大魔女ベティの夫婦愛を描く、一風変わったファンタジー。「ヤクザと魔女」という取り合わせが面白かったのは確か。構図としては「財閥のお嬢様...

1970年代の小池一夫、23作品

子連れ狼1970年初出 小池書院全20巻時代劇マンガ不朽の名作。異論を挟む余地はない、と私、断言します。これ以上のもの、ってちょっとありえないと思えるレベル。なんといっても公儀介錯人である主人公が柳生一門に対する復讐のため徒手空拳で地位も名...

1970~80年代の永井豪、24作品

あにまるケダマン1972年初出少年サンデーに連載された学園ドタバタギャグ。この頃量産された一連のギャグ作品の流れを汲む作風で、ハレンチ学園からあばしり一家と至る路線の過渡期にある内容、といった印象。そこそこにエッチでそこそこに暴力的でそこそ...

1960年代の永井豪、3作品

ハレンチ学園1968年初出当時の少年ジャンプに連載が開始されるや否や大反響を得て、作者の名を一気に世間に知らしめた一作。世間を巻き込んで世の親達から大きくバッシングされた作品としても有名。この作品を有害図書指定しようとした動きすらあった、と...

夜叉鴉

1993年初出 萩野真集英社ヤングジャンプコミックス 全10巻 すべての作品を読んでいるわけではありませんが、荻野真のオカルトSFの中では一番出来が良い気がしますね。序盤は正直たいしたことないんです。晴らせぬ恨みを夜叉鴉が代って晴らしましょ...

破壊魔定光

1999年初出 中平正彦集英社ウルトラジャンプ 1~6巻(全12巻) 突如地球に飛来し始めた「流刑体」と呼ばれる異星人の犯罪者を、捕獲する役目を担うことになってしまった高校生の活躍を描いたアクションSF。序盤はまあ、ありがちな感じかな、とあ...

スパイダーマン

1970年初出 池上遼一/平井和正メディアファクトリーMF文庫 全5巻 アメコミのスパイダーマンを日本向けにアレンジして漫画化した作品。たいていこの手の企画ものって、中途半端でゆるい出来になるんですが、本作に限っては、それは違う、と断言して...

恐怖新聞

1973年初出 つのだじろう秋田書店チャンピオンコミックス 全9巻 おそらくつのだじろうの最高傑作ではないか、と。悪霊にとり憑かれた少年の悪夢の日々を描いた心霊ホラーなわけですが、悪霊が未来の恐怖を予知する新聞を配達し、しかもそれを読めば1...

アリエテ2057

2010年初出 五十嵐浩一双葉社アクションコミックス 上、下巻 西暦2057年、木星の衛星を拠点に、外宇宙より突如来襲した謎の侵略者と戦う地球人兵士達の、熾烈な戦闘の日々を描いたスペースオペラ。いや、びっくりしました。五十嵐浩一といえば私、...

呪凶介PSI霊査室

1977年初出 つのだじろう竹書房文庫 全2巻 それにしてもすごいタイトルです。呪凶介霊査室って・・・・。禍々しいのにもほどがあるって、ほんとに。ただまあ、作品のプロット自体は良くできている、と思うんですね。不可解な事件を霊的な観点から解決...

うしろの百太郎

1973年初出 つのだじろう講談社マガジンKC 全8巻 70年代オカルトブームの火付け役になった作品のひとつ、と言われてますが、なんせ子供だったもので、はて?そのようなブームがあったかしら、ってな有様ではあります。今あらためてじっくり読んで...

未来の思い出

1991年初出 藤子F不二雄小学館 先生が最後に描いた青年向け漫画。映画化もされ、話題になった一作ですし、あらためて今読むと漫画家が主人公ということもあって、なにかと晩年の先生自身の姿にだぶる、というのはありますね。色々感慨深いのは確かです...

チンプイ

1985年初出 藤子F不二雄小学館 全2巻 F先生、最後の児童漫画。ある日突然、他天体であるマール星からルルロフ殿下のお妃様として選ばれた地球人の小学生エリの大騒動を描いたSFギャグなんですが、定番ながら実にかわいらしい作品で、なかなか好感...

モジャ公

1969年初出 藤子F不二雄小学館 21エモンの続きが描きたい、というF先生の希望が通って、連載が決まった作品。人気が伸び悩んだ末の21エモン早期連載終了で描ききれなかったアイディアをなんとか形にしたい、という思いがあったようです。キャラや...

エスパー魔美

1977年初出 藤子F不二雄小学館文庫 全6巻 読者サービスだったのか、なにか意図があったのか、そこは詳しくないんでわからないんですが女子中学生である主人公魔美のヌードがやたらでてくるライトな超能力者もの。ストーリー自体は他愛なく日常の延長...

まんが道

1970年初出 藤子不二雄A中公文庫 全14巻 いやはやすごいタイトルなわけです。まんが道・・・・・・。子供の頃の私ですら、これはなにか違う、と思ったぐらいですから、そのインパクトに肝を冷やした方々もきっと大勢居たはず。ストーリーは藤子不二...

プロゴルファー猿

1974年初出 藤子不二雄A小学館サンデーコミックス 全19巻少年漫画における初のゴルフ漫画らしいんですが、まあなんといいますか、度を越えた荒唐無稽ぶりに爆笑、いやその、目を見張るすさまじい内容になってます。主人公は猿そっくりの天才ゴルフ少...

少年時代

1978年初出 藤子不二雄A中央公論新社 上、下巻 柏原兵三の「長い道」を底本として漫画化された一作。戦時中、富山に避難した少年の慣れない疎開体験を描いた作品なんですが、これが本当に藤子Aなのか?と幾分疑問に思うぐらい作者の普段の作風とは肌...

笑ゥせえるすまん

1969年初出 藤子不二雄A中公文庫 1巻(全5巻) いったいこれってなんなんだろ?と昔読んだときも頭を悩ませましたが、今再読してみてもよくわかんねえなあ、ってのが正直な感想。ホラーと言えばホラーなんでしょうけど、純然たる悪意が無差別にちょ...

ブラック商会変奇郎

1976年初出 藤子不二雄A秋田書店チャンピオンコミックス 全5巻 魔太郎がくる!!(1972~)のリマスタリング版みたいなもの、と言っていいと思います。変奇郎の場合、魔太郎とは違ってビジネスとして復讐代行を裏稼業でやっているような節があり...

魔太郎がくる!!

1972年初出 藤子不二雄A秋田書店チャンピオンコミックス 全13巻 藤本弘(藤子F不二雄)という強烈な天才の光の影で、隠花のように怪しく咲いたのが我孫子素雄(藤子不二雄A)だったんだろうなあ、と思ったりもしました。まーしかし凄い少年漫画で...

藤子不二雄Aブラックユーモア短編集

1969年初出 藤子不二雄A中公文庫 全3巻 一部知識人や文化人に高く評価された短編集ですが、うーん、私はダメでした。ホラーのようでホラーでない、幻想小説風に読み解けばいいというわけでもない、ただただ黒くて後味が悪いんですよね。映画ファンな...

オバケのQ太郎

1964年初出 藤子F不二雄小学館 全12巻 藤子不二雄の名を日本中に知らしめた大出世作なわけですが、ファンならご存知の通り、もう本当に長い間この作品は入手不可能な状態にありまして。調べたところによると最後の増刷があったのが88年だとか。藤...