2015年

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  • 2020.07.06

手紙は憶えている

カナダ/ドイツ 2015監督 アトム・エゴヤン脚本 ベンジャミン・オーガスト アウシュビッツの生き残りである90歳のユダヤ人老年男性が、妻の死を契機に、彼の家族を惨殺したナチスのブロック長を探して復讐の旅へと出かける物語。 あらすじ読んだだけでテーマの重さに身構えてしまいそうな感じですが、作品そのも […]

ミスシェパードをお手本に

イギリス 2015監督 ニコラス・ハイトナー原作 アラン・ベネット 小さなバンに寝泊まりし、路上生活を送る老婆と壮年の劇作家との交流を描いた作品。 なんと実話が元らしいです。 原作者であるアラン・ベネットが実際に体験したことを本にしたものだとか。 私がストーリーを追っててまず感心したのは、日本と違っ […]

グッバイ、サマー

フランス 2015監督、脚本 ミシェル・ゴンドリー  14歳の少年2人組が夏休みを利用して、お手製のオンボロ車で目的のない旅に出かけるお話。 ゴンドリー監督の自伝的作品らしいんですが、ほんとにこんなことやらかしたのかどうかはわかりません。 なんせ車は台座に50CCのモーターエンジンをつけた […]

  • 2020.06.29

ダークレイン

メキシコ 2015監督、脚本 イサーク・エスバン バスの待合所に足止めを食らった男女8人を襲う、不可解な現象を描いた密室ホラー。 記録的な豪雨のせいで見知らぬ者同士がそれぞれの事情をかかえて同じ屋根の下に集う、というシチュエーションは悪くなかった、と思います。 いかにも何か起こりそうで、期待を煽るも […]

スモーク・アンド・ミラーズ 1000の顔を持つスパイ

スペイン 2015監督 アルベルト・ロドリゲス原作 マヌエル・セルダン 1990年代、実際にスペインで起こった巨額詐欺事件を映画化した作品。 前半、ちょっとわかりにくいです。 時系列が前後する構成のせいもありますが、やはりお国柄もあってか、制度、法律が日本とは微妙に違ってて、なにがどうなってるのかよ […]

インビテーション

アメリカ 2015監督 カリン・クサマ脚本 フィル・ヘイ、マット・マンフレディ 長い間音信不通だった旧友のホームパーティに参加した男女8人の戦慄なパーティーエンドを描いたスリラー。 序盤における、まともなのは主人公なのか、それとも主催者側の女なのか、一向に真相をほのめかしてくれない不穏なやりとりはな […]

  • 2020.06.21

アノマリサ

アメリカ 2015監督 チャーリー・カウフマン、デューク・ジョンソン脚本 チャーリー・カウフマン 接客サービス業界で成功者として著書を発刊するするほどの有名人である主人公が、公演のために訪れたホテルで偶然出会った女性との、一夜の邂逅を描いた作品。 この作品、実写ではなくミニチュアのパペットを使ったス […]

  • 2020.06.21

フリークス・シティ

アメリカ 2015監督 ロビー・ピカリング脚本 オーレン・ウジエル エイリアンが地球に攻め込んできてさあ大変!ってなときに、立ち向かえるのはハイスクールボーイと女吸血鬼とゾンビだけだった、という奇想天外なプロットに惹かれて見てみたんですが、ああライトノベル。 しかもかなり安い部類。 いや、ライトノベ […]

ザ・ギフト

アメリカ 2015監督、脚本 ジョエル・エドガートン 偶然地元の町で再会した高校時代の同級生から、なぜか次々と贈り物が届くことに戸惑う夫婦を描いたスリラー。 いや、これ単純に驚かされましたね、あまりによく出来てて。 ジョエル・エドガートンという俳優に決して詳しいわけではないですが、とても初監督作品と […]

  • 2020.06.19

イレブン・ミニッツ

ポーランド/アイルランド 2015監督、脚本 イエジー・スコリモフスキ 時系列を同じくする14人の男女数組が、それぞれ別の場所で11分間の間に遭遇した出来事を描いた実験的群像劇。 これ、もうちょっと濃密なドラマ性を抱えていたなら初期のイニャリトゥ監督みたいになったんでしょうね、きっと。 バベルとか2 […]

ティエリー・トグルドーの憂鬱

フランス 2015監督 ステファヌ・ブリゼ脚本 ステファヌ・ブリゼ、オリヴィエ・ゴルス 50歳を超えてリストラにあい、再就職もままならぬまま非情な西洋型社会に翻弄される男の姿を描いた人間ドラマ。 いやもうほんと見てて、余所の国の知らない人のお話じゃないなこれ、とつくづく身につまされましたね。 主人公 […]

セルフレス 覚醒した記憶

アメリカ 2015監督 ターセム・シン脚本 アレックス&ダビ・パストール 癌におかされ余命いくばくもない富豪老人が、非合法な先端技術で別の肉体に意識を転移させ、第二の人生を歩もうとするが、そうは問屋がおろさない、すべてがうまく行くわけがないでしょうが!ってな按配のSFサスペンス。 さて、私は基本SF […]

エクス・マキナ

イギリス 2015監督、脚本 アレックス・ガーランド まあ、正直にいいますと期待してたほどではなかったです。 そもそもですね、人工知能が自我を得たとき、その存在は人類にとってどう写るのか、というテーマ自体がですね、私に言わせりゃ50年前60年前の題材なんですよね。 いわくアイザック・アシモフを筆頭に […]

  • 2020.06.15

神様の思し召し

イタリア 2015監督 エドアルド・ファルコーネ脚本 エドアルド・ファルコーネ、マルコ、マルターニ ある日突然「神父になる!」と宣言した息子に当惑、翻弄される父親の姿を描いたコメディタッチの人間ドラマ。 さて、なぜ父親があわてだしたのか?というと、本人、大病院の外科医で、当然息子も医学の道を進むもの […]

  • 2020.06.15

好きにならずにいられない

アイスランド/デンマーク 2015監督、脚本 ダーグル・カウリ 43歳にして初めて女性に恋をした不器用なおっさんの恋路を描いた作品。 似たような題材の映画って結構あると思うんですが、この作品が他と違うのは、主人公であるフーシがデブでハゲで戦争オタクで内向的で、職場ではいじめられてたりもする、という悪 […]

アイアムアヒーロー

日本 2015監督 佐藤信介原作 花沢健吾 国産のゾンビ映画としちゃあ、屈指の出来だったんじゃないか、と思います。 とはいえ邦画ゾンビの系譜に詳しいわけじゃないんですけどね。 なんかいくつかマイナーな作品があったように記憶してるんですが、タイトルすら思い出せない、ってことはきっと大した出来じゃなかっ […]

Mr.ホームズ 名探偵最後の事件

イギリス 2015監督 ビル・コンドン原作 ミッチ・カリン 郊外の一軒家でミツバチの世話をしながら余生を送る、御歳93才のシャーロック・ホームズの姿を描いた作品。 当然ワトソン君も、ホームズファンなじみの登場人物もみんな鬼籍にはいっちゃってて周りには誰もいません。 居るのはホームズの身のまわりの世話 […]

  • 2020.06.10

ミッシング・サン

アメリカ 2015監督 リード・モラーノ脚本 クリス・ロッシ この作品を見るにあたって、まず一番注意しなければいけないのは「衝撃の結末」などというキャッチコピーで、あたかもこの作品がサスペンスであるかのように印象づける配給会社の思惑だったりする。 違うから。 サスペンスじゃないから。 私も最初はプリ […]

リリーのすべて

イギリス/ドイツ/アメリカ 2015監督 トム・フーパー原作 デヴィッド・エバーショフ 1920年代、世界で初めて性別適合手術を受けたデンマーク人、リリー・エルベの実話を映画化した作品。 正直言いますと、前半は相当辛かったです、私。 まず最初にドン引きしたのが、夫が妻とベッドを共にするシーンで、旦那 […]

  • 2020.06.08

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店

オランダ 2015監督 マイク・ファン・ディム原案 マイク・ファン・ディム、カレン・ファン・ホルスト・ペレカーン 死にたい人間の最後の瞬間を手助けする非合法な代理店に、自分の死を演出してくれ、と依頼した主人公が、日々を過ごすうちにだんだんと生への執着が湧いてきて・・・というプロットは、ありがちなもの […]

トレジャー オトナタチの贈り物。

ルーマニア/フランス 2015監督、脚本 コルネリュ・ポルンボイュ 元々ドキュメンタリーにしようと考えて企画された作品らしいんですが、途中からフィクションに変更。 ベースになっているのはこの映画のキャストでもある人物の実体験だとか。 まーなんとも不思議な感触の映画です。 シナリオだけに着目するなら別 […]

  • 2020.06.08

ルーム

アイルランド/カナダ 2015監督 レニー・アブラハムソン原作 エマ・ドナヒュー この作品が斬新だったのは、多くは加害者側、もしくは事件を嗅ぎつけた第三者側からの視点で描かれるのがセオリーなこの手の題材を、被害者側の視点から、しかも子供の視線を軸として描写した点にあるように私は思います。 産まれてか […]

  • 2020.06.07

帰ってきたヒトラー

ドイツ 2015監督 ダーヴィト・ヴネント 原作 ティムール・ヴェルメシュ 2014年のベルリンに突如タイムスリップしたアドルフ・ヒトラーが巻き起こす騒動を、皮肉たっぷりに描いた作品。 体裁はコメディですが、それほど大笑いできるセンテンスは見当たらず、どちらかと言うと風刺劇、といったほうがいいかも。 […]

レジェンド 狂気の美学

イギリス/フランス 2015監督 ブライアン・ヘルゲランド原作 ジョン・ピアソン 60年代のロンドンに実在した双子のギャング、クレイ兄弟をトム・ハーディが1人2役で演じた作品。 いやこれトム・ハーディは本当に大変だったろうなあ、と単純に思います。 技術は向上しているとはいえ、モーションキャプチャーで […]

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