60年代

回転

イギリス 1961監督 ジャック・クレイトン原作 ヘンリー・ジェイムス 隠れた名作ホラーとして名高い一品。 いわゆる幽霊屋敷もの、なわけですが、私がこりゃ類まれなセンスだな、と思ったのは音響の巧みさ。 特にオープニングの不気味さときたら、このシーンでこんな音を使うのか、と唸らされたほど。 そこはかと […]

  • 2020.05.14

たたり

アメリカ 1963監督 ロバート・ワイズ原作 シャーリー・ジャクソン いわゆる幽霊屋敷ものの古典。 次々と住む人間が怪死をとげる謎の屋敷に人類学者率いる4人組みがやってきて、その謎を科学的に解き明かそうとするホラーなんですが、これがですね、さすが名匠ロバート・ワイズが手がけただけあって、今あらためて […]

  • 2020.05.12

ミクロの決死圏

アメリカ 1966監督 リチャード・フライシャー脚本 ハリー・クライナー 冒険SFの傑作として名高い一作。 やっぱりなんと言っても凄かったのは「人間ごと潜水艇を縮小して人体の内部を潜行する」というアイデイアでしょうね。 細菌大にミクロ化した状態にあっては体内ですら小宇宙となりうる、とした視点はまさに […]

  • 2020.05.06

2001年宇宙の旅

アメリカ/イギリス 1968監督 スタンリー・キューブリック原作 アーサー・C・クラーク やはり時代を超えて語り継がれる映画にはそれなりの理由がある、とつくづく思った次第。 まあ、ぶっちゃけてしまうなら、何度見てもエンディング、よくわかりません。 ここまでひっぱっておいてこういう突き放し方をするのか […]

  • 2020.05.04

歓びの毒牙

イタリア/西ドイツ 1969監督、脚本 ダリオ・アルジェント サスペリアの大ヒットで知られるイタリアンホラーの巨匠、ダリオ・アルジェントの監督デビュー作。 監督は「ジャーロ」と呼ばれる猟奇サスペンスブームの立役者でもあるわけですが、本作を見て、なるほどこりゃ人気を博すはずだ、とつくづく感心させられた […]

  • 2020.05.01

ロリータ

イギリス 1961監督 スタンリー・キューブリック原作 ウラジミール・ナボコフ ロリータ・コンプレックスの語源にもなった作品として有名。 下宿屋の中学生の娘に一目惚れしてしまった壮年の大学講師の執着を描いた異常性愛のドラマなわけですが、おそらく現代日本の感覚で「ロリコン」をイメージして鑑賞にのぞむと […]

博士の異常な愛情

イギリス/アメリカ 1964監督 スタンリー・キューブリック原作 ピーター・ジョージ 米ソ冷戦時代を舞台に、終末核戦争の恐怖を描いたブラックコメディ。 名画中の名画、といって間違いないですよね。 軍事計画の盲点をついて、1人の妄想にとりつかれた将軍が戦闘機にソビエト爆撃を指示し、それを誰も止められな […]

スパルタカス

アメリカ 1960監督 スタンリー・キューブリック原作 ハワード・ファスト 紀元前70年ローマ時代、奴隷である身分からの解放を訴え、帝国に対して反乱をおこしたスパルタカスの闘争の日々を描いた史劇。 あ、キューブリックもこんな作品撮るんだ、とちょっと意外でしたね。 私のイメージとしてはキューブリックっ […]

  • 2020.04.22

荒野の用心棒

アメリカ 1964監督、脚本 セルジオ・レオーネ マカロニウエスタンブームの火付け役として名高い一作ですが、あらためて今見ても普通におもしろくてびっくりでしたね。 原典は言わずと知れた黒沢明の「用心棒」。 きちんとそれがクレジットされているのがリスペクトを伺えてうれしい感じ。 かつては日本映画にもそ […]

青春のマンハッタン

アメリカ 1968監督、脚本 ブライアン・デ・パルマ デパルマの劇場長編デビュー作。 60年代のアメリカを3人の若者の会話劇の体でつらつらと描いた作品なんですが、今となっては見る人を強烈に選びそうな気もしなくはありません。 とりあえず後の、主にサスペンスにその手腕を発揮する監督らしさは微塵もなし。 […]

  • 2020.04.12

蝿の王

イギリス 1963監督 ピーター・ブルック原作 ウィリアム・ゴールディング 飛行機事故のせいで、無人島に取り残される羽目になってしまった少年達の、狂気に蝕まれていく数日間を描いた映画なんですが、原作があまりにも有名なだけあって、さすがによくできてる、と唸らされた1本でしたね。 公開から50年以上が経 […]

  • 2020.03.22

吸血鬼

アメリカ/イギリス 1967監督 ロマン・ポランスキー脚本 ロマン・ポランスキー、ジェラール・ブッシュ 吸血鬼を題材に、あれこれお約束を茶化してばかばかしさを突き進んだホラーコメディ。 単純に吸血鬼パロディでいいのかもしれませんが、吸血鬼映画がありすぎる上に古典をちゃんと追えてないので、そのあたりは […]

  • 2020.03.15

袋小路

イギリス 1966監督、脚本 ロマン・ポランスキー コメディといわれればコメディかも、と思えなくもないんですが、登場人物のどこか屈折した描写はなにか含むものがありそうで、うかつに笑えない、というのはありますね。 金持ちの芸術家気取りが、若い妻を連れて孤島で楽園を実現しようとしたところに、意外な闖入者 […]

  • 2020.03.04

囚われの女

フランス/イタリア 1968監督、脚本 アンリ=ジョルジュ・クルーゾー クルーゾー、最後の監督作品。 現代美術のギャラリーを運営する青年の、おかしな倒錯趣味に徐々に惹かれていく人妻の揺れ動く心理を描いた作品。 文章だけで読むと安いポルノビデオみたいですが、男女の心のひだをじっくり描いたシナリオは、な […]

  • 2020.03.03

水の中のナイフ

ポーランド 1962監督 ロマン・ポランスキー脚本 ロマン・ポランスキー、イェジー・スコリモフスキ、ヤクブ・ゴールドベルク どことなく倦怠感漂う夫婦と、ヒッチハイクで拾った青年3人の、ヨットでの一夜を描いた心理劇。 独特な作品だなあ、というのはありましたね。 物語がどこを向いているのか、どこへ行こう […]

  • 2020.02.25

ローズマリーの赤ちゃん

アメリカ 1968監督 ロマン・ポランスキー原作 アイラ・レヴィン 私がこれまで見たホラー映画の中で、1、2を争う怖さだったのが実は本作。 とはいえ多くのホラーファンが期待するような、スプラッターな血しぶきや異形の存在、禍々しさ満載の忌まわしい絵がショッキングにちりばめられているわけではありません。 […]

  • 2020.02.22

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド

アメリカ 1968監督 ジョージ・A・ロメロ脚本 ジョン・A・ルッソ 昨今、もはやホラーであることを置いてけぼりにしてジャンル化しつつあるのでは、と思えるほど大流行なゾンビものですが、やはり原点で先駆たるこの作品は見逃すわけにはいかないでしょうよ、と思う次第です。 この作品以前のゾンビって、多分ブー […]

反撥

イギリス 1964監督 ロマン・ポランスキー脚本 ロマン・ポランスキー、ジェラール・ブラッシュ ひたすら不穏な映画です。 なんだか神経質そうで人付き合いの苦手そうな女が徐々に精神を蝕まれていくのをじっくり描いた作品。 色んな小道具や、妄想と思われるシーンを巧みに使い、狂気を演出する手法はさすがに非凡 […]