キム・ギドク

  • 2020.09.12

絶対の愛

韓国/日本 2006監督、脚本 キム・ギドク 恋人の不実さに業を煮やし、整形を決心した女の行く末を描く恋愛ドラマ。 整形大国韓国ならではの題材か、と思いますが、私が考えていた以上に美容整形が一大事であるかのように描写されていて、あれ?っと首を捻ったり。 韓国じゃあ、成人したお祝いに、親が娘に美容整形 […]

  • 2020.09.01

韓国 2005監督、脚本 キム・ギドク 海に浮かぶ古びた船で、釣り船業を営みながら暮らす老人と少女を描いた作品。 この二人が特異なのは、お互い血がつながっていない間柄だというのに生活を共にしているという点。 もともとはじじいが一人で船上生活をしていたっぽいんですが、ある日突然少女を連れ帰ってきて監禁 […]

うつせみ

韓国/日本 2004監督、脚本 キム・ギドク 独占欲の強い夫に苦しめられる人妻ソナと、謎の青年テソクの秘めたる関係を描いた奇妙なラブロマンス。 さて、主人公テソクなんですが、相当な変わり者でして。 自分の持ち物はバイクだけ。 住人が留守中の家を探し出しては、ピッキングで侵入し、主の居ない部屋で数日を […]

サマリア

韓国 2004監督、脚本 キム・ギドク ある理由から売春行為を続ける女子高生と、それを知りつつ止められない父親の苦悩を描いた家族ドラマ。 さて、主人公の女子高生ですが、実は金銭目的で売春を続けているのではありません。 むしろその逆で、行為のあと、見知らぬ男にお金を渡すことを自らに義務付けていたりする […]

コースト・ガード

韓国 2001監督、脚本 キム・ギドク 民間人を誤って射殺してしまった兵士の転落を描いた一作。 まず、私が興味深かったのは南北軍事境界線を守る兵士が、地域住民からどういう目で見られているのか、という点でしょうか。 やっぱり日本で暮らしてると、北朝鮮と韓国の国境沿いなんて物々しい雰囲気でみんなピリピリ […]

  • 2020.06.24

悪い男

韓国 2001監督、脚本 キム・ギドク 見ず知らずのヤクザに騙されて売春宿へ売り飛ばされてしまった女と、そのヤクザ本人との、いびつで不可解な関係を描いた作品。 キム・ギドク初期の衝撃作、と言っていいでしょうね。 もうこんなシナリオ書ける監督なんて近年じゃあ彼ぐらいしか居ないんじゃないか、とすら思いま […]

  • 2020.05.26

受取人不明

韓国 2001監督、脚本 キム・ギドク 70年代の韓国を舞台に、アメリカ軍が常駐する基地のそばで暮らす人々の、悲喜こもごもな生活を描いた群像劇。 キム・ギドクは実際に自分がかつて暮らしてた村で体験したことを、若干の脚色を加えそのまま反映させた、とインタビューで述べてます。 ただ、その割には、いかにも […]

  • 2020.05.24

リアル・フィクション

韓国 2000監督、脚本 キム・ギドク 稀代のストーリーテラー、キム・ギドクも過去にはこんなことやってたのか、といささか拍子抜けした一作。 主人公は公園で似顔絵を描いて生計を立ててる気弱な男。 なんかよくわからないんですが、地回りのヤクザに金をまきあげられたり、絵を依頼する業者にギャラを中間搾取され […]

  • 2020.05.21

春夏秋冬そして春

韓国/ドイツ 2003監督、脚本 キム・ギドク キム・ギドクといえばエキセントリックなドラマを得意とするストーリーテラーのイメージがありますが、本作に限ってはシナリオの緩急、落差より、映像が語りかける叙情性に重きをおいた印象。 山中の湖にポツリと浮かぶ寺院を舞台に、数十年の歳月を四季に見立て、その場 […]

  • 2020.05.07

悪い女

韓国 1998監督、脚本 キム・ギドク この作品あたりから異才キム・ギドクの作風に徐々に彼らしい色がついてきたような気が私はしてます。 海辺の民宿で、泊り客の夜の相手をつとめる娼婦を描いた作品なんですが、これってもう完全に一昔前の日本の行楽地の裏側、そのままだよなあ、とまずは海外の作品とは思えぬ既視 […]

  • 2020.04.26

ワイルド・アニマル

韓国 1997監督、脚本 キム・ギドク キム・ギドクの長編第2作目。 フランスロケを敢行した作品で、フランス人俳優も何人か出てるんですが、内容そのものは処女作「鰐」と近い世界観、といっていいと思います。 どうしてもフランスじゃなきゃダメだった、というほど異国風情はなし。 このシナリオなら別に韓国で撮 […]

  • 2020.02.18

鰐~ワニ~

韓国 1996監督、脚本 キム・ギドク キム・ギドクの長編デビュー作。 なんというか「傷だらけの天使」を真っ先に思い出しましたね、私は。 あの世界観、あの雰囲気。 川沿いでテント生活の浮浪者みたいな男、鰐のもとに、突然転がり込んできた死に損なった女との心の交流を描いた作品なんですが、もうね、とにかく […]

嘆きのピエタ

韓国 2012監督、脚本 キム・ギドク ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した作品。 さすがのキム・ギドク、安定の1本、と言う感じですかね。 普通におもしろい。 実はそんなに目新しい印象のあるシナリオでもないんです。 日本の70年代的なドラマツルギーが香る感じ。 謎の母親の正体も思ったとおりでした […]