ブラックアダム

アメリカ 2022
監督 ジャウム・コレット=セラ
脚本 アダム・スティキエル、ローリー・ヘインズ、ソフラブ・ノシルバン

なんだかよく知らないんだけど、DCコミックスでは有名なアンチヒーロー、ブラックアダムの実写映像版。

DCEUの11作目にあたるらしいんですが、この作品に、刷新されたDC上層部の新体制が関与してるのかどうかはわかりません。

ジェームズ・ガンは噛んでなさそうな感じだけどなあ、さてどうなんでしょう。

とりあえず見てて思ったのは、冒頭にも書きましたけど「お前、誰やねん!」の一言に尽きてまして。

スーパーマンのヴィランなのか?と思ったんですけど、そうでもないみたいですし。

劇中でシャザム!の呪文が大事な意味を持ってるんで、シャザム(2019)に登場してた人なのかな、と思いきや、今後シャザムの続編に登場する予定はない、とか言われちゃったりしてますし。

本当に悪いというか申し訳ないんだけどDCコミックスに詳しくない身としては、なんだよ、ポッと出かよ、ってな感慨しか抱けないですね。

マーベルも同じ轍を踏んでますけど、例えばモービウス(2022)しかりヴェノム(2018)しかり(ヴェノムは旧スパイダーマンに出てたから知ってたけど)、いやいや、みんな知ってるしょ、細かい説明とかしないからね、って次々公開されてもね、ついていけんわけだよ、おのおのの登場人物の相関図がはっきりしないと。

アメリカンヒーローズコミックの認知度を過大に算定しすぎてないか?って。

本作にしてもね、エジプト古代神の力を受け継いだ無敵の男、って触れ込みなんですけど、背景が全く見えてこないから、やってることはほとんど子供漫画と同じですからね。

ああ、そういうものなんだね、と納得するしかない。

で、アンチヒーローなわけでしょ?

どのあたりに着眼してアンチ扱いなのかさっぱりわからんわけですよ、これが。

粗暴で人の言うこと聞かないとアンチなのか?って。

またドウェイン・ジョンソンのぴちぴちスーツ姿がなんというか、今からカーニバルなのかよ!花冠でもつけて踊るのか!ってなダサさでして。

原作に忠実なのかもしれませんけど、はっきり言って似合ってないし、私は最後までダウンタウンが昔やってたヒーローコント(アホアホマンとかね)にしか見えなかった。

ドウェイン・ジョンソン、WWE時代はあれほどカリスマだったのに、その肉体美をわざわざアホアホマン(アホアホマンじゃないね、すまん)で封印してどうする、って話でね。

とにかく人物を描けてないのは間違いないですね。

キャラクター性ばかりが先行しちゃってね、内面が全然伴ってないんです。

警護部隊であるJSAの面々のほうが、よっぽど活き活きしてるってのはどういうことなんだよ、って。

しかしこういう映画にピアース・ブロスナンが出るんだなあ、驚いた。

渋い役回りでしたけどね。

辛いことを言うようですが、マーベルに大差をつけられて凋落したDCEUの駄目な部分があんまり改善されてないような気がしますね。

どうしたセラ監督。

リーアム・ニーソンと組んでた時のほうが面白かったじゃん。

DCはDCユニバース(ジョーカーを含む一連の作品)に集中したほうがマーベルと差別化できて得なのでは、と思うんだがなあ。

改めて振り返るなら、面白い!と思ったのはいまだアクアマン(2018)だけですね、私の場合。

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