0年代

失踪日記

2005年初版 吾妻ひでおイーストプレス吾妻ひでおの熱心なファンではないので断言は出来ないんですが、やはりこりゃ「化けた」作品だと思うんですね。自伝というかエッセイみたいなものが創作を凌駕して圧倒的におもしろい、というのはよくあるケースだと...

JUNK-RECORD OF THE LAST HERO-

2004年初出 麻宮騎亜秋田書店チャンピオンコミックスRED 全7巻私にとってはいまひとつ食い合わせの悪い漫画家だった麻宮騎亜の作品の中で唯一、これはちょっとおもしろいかも、と思ったのが本作。仮面ライダー以降連綿と続く変身ヒーローものなんで...

テガミバチ

2006年初出 浅田弘幸集英社ジャンプコミックス 1~6巻(全20巻)いやあこの作品にはちょっと驚かされました。まさかジャンプスクエアでここまでド級の異世界ファンタジーが連載されていようとは。ありがちな世界観、といっちゃあそれまでなんですが...

白眼子

2000年初出 山岸 凉子潮出版社希望コミックス未来を予見する能力を持つ白眼子と呼ばれる盲目の男の物語。舞台は戦後の北海道でストーリーは白眼子に拾われた少女の目線で進行していくんですが、当時の世相や風俗、文化の描写が恐ろしくリアルで舌を巻く...

バルバラ異界

2002年初出 萩尾望都小学館フラワーコミックス 全4巻フラワーズを読んでいる女性読者は本当にこの内容についていけたのだろうか?と思えるほどガチでSFです。しばらく少女漫画から遠ざかっていた時期があったもんで、本当に久しぶりに触れた萩尾望都...

飛葉

2008年初版 望月三起也ぶんか社コミック文庫ロゼサンクと同じく、年をとって既にワイルド7の一員ではない飛葉を主人公にした作品。本作での飛葉は体内に摘出できない弾丸があり、そのため不意に発作が起きて動けなくなることもある、という設定なんです...

ロゼサンク

2008年初版 望月三起也ぶんか社コミック文庫主にアクション系の作品を集めた短編集。やはり最も注目すべきは表題作「ロゼサンク」でしょうね。私はこの一作の為だけに購入。単行本に収録されたのはこの文庫が初めてのはずです。年老いて長年の戦い故、片...

1970~0年代の石川賢、18作品

魔獣戦線1975年初出デビルマンに呼応するかのように、人類と神のハルマゲドンを描いた石川賢初期の傑作。ベースにあるのはキリスト教的史観で、題材やテーマも含め、なにかと永井豪と比較される運命を負う作品ではあるんですが、自らの肉体に敵を取り込ん...

神様ドォルズ

2007年初出 やまむらはじめ小学館サンデーGX 全12巻 あ、普通にうまい、というのはありました。ちょっと意地悪な言い方をするなら、やってることはそれこそ鉄人28号にも遡る伝統の様式で、召還獣であってジョジョみたいなもの、ってのはどうして...

モンスターキネマトグラフ

2008年初版 坂木原レム徳間書店リュウコミックス人間兵器として戦場に投入された「怪獣に変身できる女」が戦後、映画の世界に関わりながら「生きた着ぐるみ」として国家に監視されながらも、けなげに生きていく姿を描いた作品。いやもう、とりあえず発想...

グレイトフルデッド

2003年初出 久正人講談社マガジンZKC 上、下おそらく作者のデビュー作。長らく絶版でしたがこのほど講談社から新装版発行。えー、アメリカのサイケデリックロックバンドのことじゃありませんからね、念のため。清朝末期の中国を舞台にした霊幻道士も...