2008年初版 望月三起也
ぶんか社コミック文庫

ロゼサンクと同じく、年をとって既にワイルド7の一員ではない飛葉を主人公にした作品。
本作での飛葉は体内に摘出できない弾丸があり、そのため不意に発作が起きて動けなくなることもある、という設定なんですが、31才にしてはあまりに老けすぎてるなあという感じも。
どうみても40代。
激闘の日々が飛葉ちゃんを年齢以上に老いさせてしまったのか、なんて勘ぐってしまう人は私と同じく重度のワイルドファンです、はい。
舞台は中米で、物語は即席ワイルド7結成で大活躍、ってな展開なんですが、見どころはやはり自らの故障を飛葉ちゃんがどうカバーして悪に立ち向かうか、といった点でしょうね。
ファンは必読です。
ロゼサンクとは設定が違うので戸惑う人もいるかと思いますが、そこは別の時間軸における、もうひとつの飛葉の姿、ということで納得しましょう。
いいんです、細かいことは。
落ちぶれても飛葉ちゃんらしい男の美学が貫かれてる生き様は変わらず胸をうちます。
これまた名編。