1976年 松本零士
日本文芸社ゴラクコミックス
作者永遠のマンネリズム、四畳半もの。
まだやるのか、というなかれ。
これが最後の四畳半です、私の知る限りでは。
今回の主人公は大四畳半大物語にもでてきたヤクザのジュリー。
そのジュリーが何故か情婦であるジュンと離れて一人前のSF作家になるために四畳半で一人暮らし、と言う設定なんですが、やってることはいつもと同じ。
酒池肉林で上へ下へのドタバタ。
必殺のワンパターン。
大四畳半大物語のスピンオフであり、後日談風でもあるんですが、ジュンが裏の世界に隠然たる権力を持っていたりと微妙に設定に違いあり。
松本零士はこういうのが多いですね。
まあその、ジュリー主役じゃあなあ、というのはどうしたってあります。
ヤクザの奇行に共感するのはあまりにむつかしすぎます。
熱心なファン向きですね。
コメント
[…] 以前作者の四畳半ものは恐竜荘物語(1976)で最後、みたいなことを書きましたが、くっ、まだあったよ、見落としてた・・・って、いや、うん、別にいんじゃない?誰も気にしてないんじゃね?と、こっそりささやく声がどこかから聞こえてきたり。 […]