妖怪博士の朝食

妖怪博士の朝食

1994年初版 水木しげる
小学館ビッグコミックスゴールド 全4巻

今はなきビッグゴールドに連載されていた短編を集めたもの。

水木先生ご健在、と言う感じですね。

70代でこれだけ描ける、ということにまずは驚くべきかもしれません。 

もうこの脱力感というか、やる気のなさというか、これ物語なのか?と思わず疑いたくなってしまういきあたりばったり感は本当に独特。

なんだこれわけわかんね、という感想を持つ人も多いかと思いますが、これぞ水木しげる。

ちょっとぐらい変節しててもいいのに全然変わらないんだから。

淡々と摩訶不思議に破綻するおかしさ、とでもいいますか。

まあ、なかなか理解されがたいとは思いますが。

つくづく読者を選ぶ漫画家だと思います。

よくこんな漫画家が半世紀にも及んで生き残れたな、と思ったりもするんですが、結局70年代に鬼太郎を生み出したことがあまりにエポックメイキングだった、ということなんでしょうね。

気楽に手を出して楽しめる内容ではないんで、まずは昔の作品をおすすめする次第。

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