鎧光赫赫

初出2005~9年 久慈光久
エンターブレインビームコミックス

<収録短編>
夢侍
戦国銃兵孫一
雷電突攻
弾丸餓鬼1、2
千草峠の風
舞子の部屋1~10
ラピッドファイア
鎧光赫赫

狼の口」も一日にして成らず、ってことがよくわかる初期短編集。

ああそうか、元々は時代劇を志向していたのだね、と興味深く読んだんですが、どの短編も正直未熟で尻切れトンボ気味。

物語にすらなってないものもあり。

ただそこにくすぶってる衝動というか、形にならぬ突進力みたいなものが読者に訴えかけようと右往左往しており、秘めたるポテンシャルの高さは充分感じ取れる。

ま、ファン向けですね。

狼の口を期待してはいけませんが、狼の口へと至る道はなぞれます。

画力は最初から安定して高い水準にあるんで、そういう意味での安心感はありましたけどね。

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