1979年初版 山上たつひこ
朝日ソノラマサンコミックス 全3巻

1 あるぷす犬坊
<収録短編>
岩風呂くん
ゴムゴム
ラビットくん
2 マシンママ
<収録短編>
マシンママ
人形の館
手紙
家紋
光彩のある殺意
餓島
故郷は緑なりき
西武線行進曲
探り山右衛門出世勝負
3 やってきた悪夢たち
<収録短編>
やってきた悪夢たち
地上
良寛さま
遺稿
しょうじょうじ
2丁目1番地恐怖団
国境ブルース
1巻は独立して単行本化されていないギャグ路線の作品を収録。
いつものおなじみのパターンではあるんですが、ファンとしちゃあ普通に笑えて、普通に面白い。
2巻、3巻はSF/ミステリ系のシリアスな作品を収録。
多分60年代後半、貸本時代以降、ギャグ路線以前の作品群だと思います。
初出に関する記載がないのでさっぱりわかりません。
いくつかは小学館クリエィティブから後年発売になった単行本と収録作品がかぶってるはず。
正直突出した短編はないです。
のちに「光る風」で結実した反権力、反権威なイデオロギーの香る短編がいくつかあり、特に「2丁目1番地恐怖団」がそういう意味では興味深い。
個人的には「餓島」がグロくて欲望が暴走してて好きです。
どちらかといえば熱心なファン向きですね。
私にとっては1巻がお宝ですかね。
コメント
[…] 「アルプス犬坊」は朝日ソノラマから発売になっていた名作劇場1巻と重複。 […]
[…] 元々「スタミナサラダ」といえばにんにくの化け物みたいなのがこまわり君ばりに滅茶苦茶やらかすギャグ漫画で、 朝日ソノラマから発売になっていた山上たつひこ名作劇場に収録されていたはずなんですが、何故か本作は同タイトルで野菜研究家サラダ博士を主人公にしたギャグ作品になってます。 […]