1978年初出 松本零士
朝日ソノラマサンコミックス
思わせぶりも極まれり、とでもいいますか。
第1話、第2話ぐらいまでは、未知の惑星に遭難した女性が一体どうなるのか興味津々だったんですが、第5話ぐらいからもうグダグダで。
ああ、行き当たりばったりで連載続けてるんだろうなあ、と思わせる怒涛の迷走ぶり。
突然地球へ空間転移してなぜか大四畳半大物語のジュリーの嫁になってる展開に至っては、もう勘弁してくれ、って感じですらあります。
しかも最終回でムクキライザの正体について言及することなく、ぼやかしたままモノローグで終わり、ときては呆然とするしかありません。
さすがのファンもこれは失敗作、と言うしかないのでは、という一品。
いいところを探して書きたいんですけどね、すいません、お手上げです、はい。