アメリカ 2014
監督 ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー
原作・脚本 フランク・ミラー
大きくレベルを下げることもなく安定の続編だ、とは思います。
アニメと実写を融合したかのようなモノクロームな絵作りも健在。
適度にエッチで観客サービスも申し分なし。
普通に楽しめることは間違いなんですが、なんというのか、フランクミラーのハードボイルドで猥雑な世界観にですね、ちょっと食傷気味になっちゃってる自分がいたりはしました。
いや、自分でもそこは驚いたんですけど。
こういうの、好きな人なのになあ、私、って。
いくつかのストーリーがオムニバス風に収録されていることが集中力を阻害したのかもしれません。
ドワイトとエヴァの物語で達しちゃった、というのはありましたね。
ナンシーの復讐劇がおまけに見えちゃった、というか。
つーかですね、マーヴ無敵すぎ。
ここ一番で困ったらマーヴ、という展開が気持ちを冷めさせたのかもしれません。
しかしまあ、お好きな方たちにとってはなんら文句の出ようがない1本であることは確かだと思います。
実に個性的なことをやってるのは間違いないですし。