アメリカ 1972
監督、脚本 ジョン・ウォーターズ
伝説的カルトムービーなわけですが、私が見ててまず思ったのは、これ、ほとんど素人の手作りじゃん・・・・でした。
監督の素性に詳しいわけではないですが、カメラワークといい、演出といい、自主制作レベル。
また出てる役者がセリフ棒読みの大根だらけで。
なんだか地方の小劇団のアングラな舞台でも見せつけられてるような気になりましたね。
とことんお下劣かつ露悪的にナンセンスの極みをいくのはいいと思うんです。
そうすることでしか表現できないものもきっとあるはずでしょうし。
ただ、モラルをあざ笑うこと自体が目的とすり替わり、技術面が勢い任せの投げっぱなしではどう評価していいものか、困ってしまうわけですね。
なにより、全く笑えなかった、と言うのが私にとっては致命的でした。
うーん、楽しめません。
もっと本気でエログロナンセンスを、せめて視聴に耐えうる技術で撮って欲しかった、というのが結論でしょうか。
私には良さが理解できない1本。