香港 1995
監督 ドニー・イェン
脚本 サンポーグループ
ドニーイェンが「ドラゴン危機一発97」に次いで監督を務めた作品。
この作品以外にも「COOL」で監督を務めていますが、以降はアクション監督に徹しているようです。
そのせいかどうかはわからないんですが、この頃の他の出演作に比べてちゃんとドラマを描こうとしているな、という印象は持ちました。
まあそれでも医者がカンフーの達人、と言う時点で限界を露呈してはいるんですが。
おそらく、和解を心の底では求めながらも敵対せざるを得ないやるせなさ、みたいなものを描こうとしたんだと思いますが、それとラブロマンス、アクションのつり合いが上手に取れず、なんとなく上映時間ばかりが長くなってしまった、ってな感じはありますね。
最大の見せ場であるはずのエンディング、決闘シーンもなんだかあっさりと終わっちゃうし。
予算の都合かもしれません。
意気込みは買いたい、と思いますが、どこか物足りなさ、を感じるのは確かです。
ちなみに邦題は、かのブルースリーの作品の続編のようでありますが、全く無関係。
リー2世として売り出したかったんでしょうね。