ポルタス

2006年初版 阿部潤
小学館ヤングサンデーコミックス

いかにも0年代初頭のジャパニーズホラーブームに触発されました、とでも言いたげなホラー。

小道具からシナリオ構成、舞台設定に至るまでリングかはたまた呪怨かそれとも着信アリか、ってな有様で手垢感が付きまとうのは否定できない、といったところ。

恐怖そのものの演出は悪くないんですが、やっぱり余所からの借り物が多すぎるように私は思いましたね。

まあ元々ホラーを得意とする描き手ではないように思うので、門外漢が挑戦した内容としては及第点かもしれませんが。

ファンは楽しめるのかも知れませんが、初めて阿部潤の漫画を読んだ身としては興味を惹かれるものは少なかったですね。

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