2008~09年初出 安堂維子里
徳間書店リュウコミックス

おそらく本書が作者のデビュー短編集。
当時、あちこちで話題になりましたが、後追いで読んでみて、それほど想像してた内容と大きく食い違うことがなく、ああ、この系統か、といった感じ。
少し不思議な物語、ってのが一番しっくりくるんでしょうが、妄想と紙一重みたいな作品もあり、まだ首の座りが若干悪い印象も。
初期の五十嵐大介に通ずるものもありますね。
画力は高い、と思うので、ここに意外性が加味されれば化けるかもしれない、とは思います。
まだ原石、ですね。
評価が定まるのはこれからかと。
ま、こういう作風を好む人が意外と多い、というのは確かだと思いますが。