1971~74年初出 山上たつひこ
ペップ出版
<収録短編>
アフリカの爆弾
穴
マイホーム・マイホーム
恐怖飯店
心
表題作「アフリカの爆弾」と「穴」は筒井康隆の短編の漫画化。
特に改変があるわけでも、脚色されているわけでもなく、原作に忠実。
他三篇は毒の強いブラックコメディであったり、ホラーであったり。
やはり「恐怖飯店」が出色の出来か。
得体の知れない怖さがあります。
こうして並べて読むと、山上たつひこは筒井さんを筆頭にあの時代のSF作家がお気に入りだったんだなあ、と思ったりもします。
あきらかに影響下にあるように感じました。
どちらかといえば初期の作者の作品に興味のある人向けですね。