その名は101

1977年初出 横山光輝
秋田漫画文庫 全3巻

バビル二世の続編というか、スピンオフのような内容。

バビル二世より若干大人の読者を意識したような内容になってますが、なぜそうなったのか、そのあたりの意図は不明。 

続き、と思って読むと矛盾点だらけで混乱してしまうので、設定を同じくした別物、と考えて読むのが正解でしょうね。

個人的にはあれほど超人的な能力を誇ったバビル二世が、たかがスパイ組織ごときにえらく苦戦してて疑問なのと、輸血で超人性が感染するという設定がちょっと強引すぎるのでは、と感じました。 

ドラキュラじゃないんだし。

ただ本編バビル二世よりも読み応えがあってスリリングだ、とは感じましたね。

主人公の浩一君のキャラも妙に老成してしまった雰囲気を漂わせていて、そこに私は魅力を感じたりも。

バビル二世本編よりも好きかもしれません。

コメント

  1. […] その名は101の最終回から40年後の話、というのも良い。 […]

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