香港/台湾 1995
製作総指揮 ロン・シウ・キー
脚本 李綺華、陳十三、邱福慶、蕭國華、何永年、莫偉健、鄧貴嬋、張國源

私が見たのは全10巻に及ぶDVDセットの1巻のみ。
かのブルースリーの「ドラゴン怒りの鉄拳」のリメイクとして、ドニーイェン自らがテレビ局に持ち込んで実現させたテレビドラマシリーズが本作。
いやもう本当にドニーはブルースリーが好きなんだなあ、と。
その愛情はひしひしと伝わってくるなりきりぶりですが、なんというか、VTRの安っぽい質感と、とにかく苦難に次ぐ苦難をひたすら主人公に与え続けるシナリオがですね、私はちょっとしんどい、と思いました。
アクションシーンの早回しが度を越えているのも興ざめ。
もう人間の動きじゃなんですね。
ドニーがこれで良し、としたのが納得いかないですね。
まだこの頃はあんまり売れてない役者だったし、周囲の圧力もあったのかもしれませんが。
私は1巻見ただけで続きを追おう、と言う気になれませんでした。
ダイジェスト版で見るのが正解かもしれません。
リーの奇声までマネしている、という話ですんで、終盤の巻をつまみぐいしようかな、と思ったりもしてます。
ドニーの名を知らしめた出世作ではありますが、近年の主演作とは比べようもなく低水準な出来なんで、真のマニア向きな気がしますね。