1988年初出 麻宮騎亜
角川書店コンプコミックス 1~3巻(全14巻)

異世界から侵入してくる妖魔に物理的に対抗する組織として設立されたAMPの活躍を描く、近未来SFアクション。
いかにも80年代な作品。
でもって非常にアニメっぽい。
まだ見ぬアニメを自分のマンガで表現した、とでもいいますか。
後に実際にアニメになったらしいですが。
まあ、サイバーパンクと妖怪退治を掛け合わせた設定のおもしろさは悪くないと思うんです。
ただそこにストーリーが上手にのっかってない。
やっぱりこれって当時のオタク層を強く意識した作品だと思うんですよね。
その狙いの定め方が再評価することをかなり難しくしてる。
特に3巻終盤で明かされたAMPが女性だけで構成されている理由に関しては、麻宮騎亜、正気か、と思った。
当時の読者の思い出の中にしまっておくのが一番いいんじゃないでしょうか。
私は3巻で頓挫。