2013 アメリカ/オランダ
監督 リチャード・ラーフォースト
脚本 クリス・W・ミッチェル ミゲルテハダ=フロレス
監督はオランダのCMディレクターとして名を馳せた人らしいですが、なにゆえ処女作がこのようなスラッシャームービーなのか、さっぱりわかりません。
70年代のアメリカンホラーが好きだったんですかねー、知りませんが。
とはいえ残虐描写はたいしたことありません。
思わず目を背けたくなるようなシーンはほとんどありませんし、この手の映画になれ親しんでる人にとっては物足りない部分もあるかもしれません。
個人的にはクリーチャーの造形が「笑わせたいのか」と思いましたね。
だってカニバブラーみたいなハサミ人間とか顔面扇風機人間とか出てくるんですよ。
40年前の日本の特撮ヒーローものか、って話です。
早い話がショッカー秘密基地の改造人間担当主任の施術室訪問、なわけですが、それをスターリン政権下のソビエト舞台、戦時下の出来事としたのは、ちょっと微妙なところかな、と思います。
やっぱりソビエト兵がねー、英語しゃべってるのは違和感ありますし。
完全におふざけに徹するわけでなく、相応にシリアスなのは好感が持てますが、B級ホラーの王道を行く出来で、その手のファン向けか、と。
私はこういうの好きですんで、それなりに楽しめましたが。