アメリカ/イギリス 1967
監督 ロマン・ポランスキー
脚本 ロマン・ポランスキー、ジェラール・ブッシュ
吸血鬼を題材に、あれこれお約束を茶化してばかばかしさを突き進んだホラーコメディ。
単純に吸血鬼パロディでいいのかもしれませんが、吸血鬼映画がありすぎる上に古典をちゃんと追えてないので、そのあたりは検証できません、面目ない。
とりあえずオープニングで博士が凍りついているのには思わず、ドリフかよ!とつっこんでしまいました 。
まあそれほど爆笑ポイントが絨毯爆撃、ってわけでもないんですけどね、キャラがよくできてる、と言うのはありましたね。
落ち着きのない博士とポランスキー自らが演じる気弱な助手のコンビ、その一挙手一投足を見てるだけでなんだかニヤニヤしてしまうというか。
ああ、ポランスキー、こういうのも撮るんだ、というのは発見でした。
個人的にはもう少し毒があったほうが好みですが、小ネタ満載のよくできた作品だと思います。
どこかサイレント時代の喜劇風に感じるのは意図的な演出か、笑いのセンスのせいか。
愛嬌のある映画だと思います。
余談ですが、本作、シャロン・テートとポランスキーの唯一の共演作でもあります。
映画ファンは感慨深いものがあるかもしれません。
コメント
[…] 吸血鬼 […]