2025 アメリカ/イギリス
監督 ダン・アレン
脚本 リース・ウォリントン

奈良の愛護会からクレームが来ないことを祈る
性懲りもせずこのようなB級ホラー(C級?)に手を出す、私めでございます。
いやもうね、この手の版権切れを狙ったホラーがダメなことはわかってんだよ、マッドマウス(2024)といい、プー/悪魔のくまさん(2023)といい、どれもこれもろくでもない映画ばかりなのはもはや周知の事実。
そろいもそろってキャリアの浅いど素人同然な連中がメガホン握るもんだから、怖い(笑える)以前に、まず映像作品としてちゃんとしてない、ってのがほとんどのパターンで。
中には物語の体をなしてないものすらあるからなあ。
しかも低予算、ときた。
「一般人がチャッピー使って映画作ってんじゃねえんだよ!」と弾劾したくなるような映像もたまにありますしね・・・。
ほんとこういうのに期待するのはやめよう、と思ってたんですよ、ここ最近はね。
でもね、でもね、子鹿のゾンビだよ。
タイトル見て、思わずツッコんじゃったんだよ、私は。
「ダジャレやないかーい!」って。
邦題担当者にしてやられた、と言う他ない。
ちょっと笑っちゃったんだよね、いやいやその時点でさ、もう見るしかなくない?
でまあ、いつものごとく轟沈したわけなんですけどね。
とりあえず子鹿もゾンビも出てこない、ってのはいかがなものか?と。
厳密にいうと子鹿は終盤で登場するんだけど、モブにも近いサブキャラをタイトルにするはずもなく。
ほんともうね、邦題ひねり出した誰かのセンスがこの映画のすべて、と言ってもいいでしょうね。
本編をさしおいて、出オチと言ってもいい邦題がぶっちぎりで独走状態ですから。
でまあ、他に書くことも特になかったりはするんですけど、ここで終わるのも手抜きみたいなんで、もう少し筆を進めるとして、えー、肝心の内容なんですが、やってることは王道のモンスター・パニック。
児童文学でもある原典の「バンビ 森の暮らし」にはかすりもしてません。
ゴジラというとさすがにおこがましすぎるけど、人間を襲う巨大鹿はその出自からしてゴジラのようで。
そこに親子愛みたいなのを絡めたかったんでしょうねえ。
恐怖演出があまり上手じゃない上に、じっくりとるべき場面をいくつかすっ飛ばしてたり、展開が唐突だったりで、伝わるものも伝わってこない状態ですけどね。
一番よろしくないのは怪獣映画(怪獣じゃないけど)としてなんの目新しさもなく、既視感だけが強めなことでしょうね。
ま、人間にかぶりつく巨大鹿の絵は面白かったかな。
鹿、草食じゃなかったら怖いな、と少し笑いましたし。
総じて未熟なのをカバーするほどの強みはなし。
本編とは全然関係ないんだけど、子鹿のゾンビで誰か替え歌作ってくれんかな、と少し思いました。
♪子鹿の~ゾンビは~醜いな~ドブ川~匂う~冬の朝~、みたいな。
YOUTUBEにあげてくれたらヘビロテするからさ。
ねじレート 30/100
