香港 1991
監督 ジミー・ウォン
脚本 リー・ホクン
いやもう一体何から書いていいのか、つっこみどころが満載すぎて見当もつきません。
オカルトホラー+カンフーアクション、といったところでしょうかね。
カンボジアの古代神が出てくるあたり、伝奇ホラーと言ってもいいかもしれませんが、まあどうでもいいですね、そんなことは。
一番困るのはですね、どうやら製作者はこれを真面目に撮っているらしい、という点です。
とても90年代の作品とは思えません。
どう贔屓目に見ても70年代のB級怪奇派テレビドラマ。
もう特殊効果や映像処理が恐ろしく安っぽくて。
ストーリーも黎明期の少年漫画並みのゆるさですし。
とりあえず、なぜ大学教授役のドニー・イェンがああも無敵の武術家なんだ、と。
どの世界にマシンガンを連射する大学教授がいるのか、と。
まあ百歩譲ってですね、ドニーの格闘シーン、楽しもうじゃないか、と。
こんなのはよくあることだ、目をつむろうじゃないかと。
・・・・・・でもそこにはあんまり時間が割かれていなかったりする。
どうしろというのだ。
珍作の一言。