あにまるケダマン

1972年初出 永井豪
扶桑社文庫 全2巻

少年サンデーに連載された学園ドタバタギャグ。 

この頃量産された一連のギャグ作品の流れを汲む作風で、ハレンチ学園からあばしり一家と至る路線の過渡期にある内容、といった印象。

 そこそこにエッチでそこそこに暴力的でそこそこに人外の怪物が活躍。

中途半端といえば中途半端なんですけど、これが意外とそんなに悪くない。

特に薬局のおねえちゃんとその弟のキャラが最高で「おねえたん」「おとうとたん」のかけあい漫才には爆笑しました。

デビルマンの執筆に集中するために、人気を博すも、途中で強引に最終回。 

そのため、どうしたって目立たない一作ではあるんですが、私はなんだか好きですね、この漫画。

なんと言えばいいのか、わけのわからない勢いがあります、うん。

作者が一番ほとばしってた頃の作品、って印象ですね。

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