リトルショップ・オブ・ホラーズ

リトルショップ・オブ・ホラーズ

アメリカ 1986
監督 フランク・オズ
音楽 アラン・メンケン、マイルズ・グッドマン

リトルショップ・オブ・ホラーズ

ロジャー・コーマンが1960年に撮ったブラックコメディのリメイク版なんですが、実はミュージカルとして舞台化された後のリメイクで、その影響もあってか、映画版もミュージカル仕様になってます。

さて私、実はミュージカル、得意じゃないんです。

なんの脈絡もなくセリフの途中で突然歌いだされるとですね、その時点で集中力が途切れるというか、緊張感が台無しになると言うか、 作品世界にのめりこめなくなっちゃうんですよね。

そんな私がこれだけは例外、とオススメできるのが実はこれ。

ミュージカルの様式を逸脱してるとか、何か違ったアプローチがある、と言うわけではないんですが、突然の歌も笑って許せる楽しさ、ばかばかしさ、キッチュなポップ感がこの作品にはあるんですよね。

宇宙から飛来した吸血植物を題材にした物語で、プロット自体は別にホラーってほどでもなく、チープで三文SF風なんですが、なんかそのいい加減さがすべて良い方向に働いている、というか。

問答無用でウキウキしてくるアッパーなパーティー映画、って感じですかね。

とりあえずスティーブ・マーチン演ずる歯科医は必見のキャラです。

腹を抱えます。

50~60年代風の音楽も非常に完成度高いです。

私が度肝を抜かれたのはオードリー演じるエレン・グリーンの歌のうまさ。

セリフはファルセット気味に高い声でぼそぼそしゃべる人なんですよ。

それが歌となるや否や、どこの黒人歌手かと言いたくなるような圧巻の声量を披露していて、私、鳥肌が立ちました。

詳しい表記がないんでわからないんですが、ひょっとすると歌の部分だけ差し替えかもしれません。

ただ差し替えだとしても、そのギャップを逆手にとった演出は見事だと思います。

誰が見ても楽しめる作品だと思います。

小難しいことぬきで大好き、と言える一本ですね。

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