アメリカ 2019
監督 マイケル・ドハティ
脚本 マイケル・ドハティ、ザック・シールズ
GODZILLA ゴジラ(2014)の続編にして、キングコング 髑髏島の巨神(2017)に続くモンスターバース・シリーズ第三弾らしいんですが、いやー、ひどい。
ほんとひどい。
もう、つっこむ気すらおきないですね。
あたかも、国内において粗製乱造された昭和のゴジラシリーズ(1960年代~70年代)を見ているかのよう。
怪獣同士をガチャガチャ戦わせてるだけですから、ほんとに。
ゴジラの役回りが、大災害レベルの驚異から、いつのまにやら人類最後の砦みたいな扱いになってるのも当時の東宝っぽいですしね。
しかも驚くことに根拠はまったくないんですよ。
ゴジラが味方してくれる、という。
多分、そうなるんじゃないかな?レベルの仮説で、犬死する人まで出てますからね、この映画。
真面目にドラマ作りする気がないというか。
連作するにあたって、怪獣をどう扱っていいのかわからなくて昭和の国内制作陣と同じ失敗を犯しちゃってるというか。
これもう、小学生ぐらいしか夢中になれないと思いますね。
平成仮面ライダーシリーズのほうがよっぽど脚本練られてるよ、と思えるのがなんとも脱力。
渡辺謙が哀れでならん。
クソみたいなシナリオなのにも関わらず、1人気を吐いてて。
中国資本で制作される映画は、ほんと判で押したかのように頭が悪い内容になりますね。
それでちゃんとヒット飛ばしてるんだからビジネスとしては正解なんでしょうけどね。
ま、私は映画ビジネスに加担する気はさらさらないんで、駄目なものは駄目としか言えないですけどね。
つーか、オキシジェン・デストロイヤーなんて今更持ち出してこなくったっていいんだよ!って。
原子力の脅威に関する国際世論はとっくの昔に次のステージへと移ってるんだから。
なぜわざわざ逆行する?
巨大怪獣大格闘の迫力ある映像がすべてですね。
それだけです、他にはなにもありません、はい。