2012年初出 ONE
小学館裏サンデーコミックス 1~2巻(全16巻)
あまりの画力のなさに蛭子能収が憑依してるのか?それともガロ(廃刊)が愛読書だったのか?!と震撼した漫画。
デビュー当時の小林よしのりですらもうちょっとちゃんと描いてたんじゃ・・と思えるほど絵が荒れまくってます。
なんだろ、なんかもう途中で全部諦めちゃってるみたいな。
例えばしりあがり寿なんかは書きなぐってるように見えて、下手なりの着崩し方が様になってるような気がするんですね。
この人の場合、ベタ塗りそこねてても気にしてないというか。
別に上手くなろうとすら思ってないというか。
1ページ描くのに30分もかかってないような気がしますね。
私は本格的に絵を学んだわけでもなんでもないですが、それでもこの作画が大変なことになってるぐらいの事はわかる。
でも、テレビアニメ化もされて累計120万部突破なんだよなあ。
じゃあ、さぞかし内容が面白いのか?と思ったんですが、2巻まで読んだ限りでは幼年誌向けなの?と思ったりもした。
ロジックの組み立て方や台詞回しは妙に達者だな、とは感じたんですが、それを勘定に入れてもこの漫画のなにが面白いのか、私には全くわかりません。
16巻も続いてるんでね、きっと徐々に化けていくんだろうとは思うんですが、それを追う気力すら湧いてこない。
漫画読者はみんな優しくなったなあ、と思いますね。
ティーン向け、ということでまとめておきますかね、あんまり関わりたくないってのが本音。