雑巾と宝石

1957年初出 手塚治虫

小説サロンに連載された作品。

追突のショックでブスから美人へと変貌する主人公のドタバタを描いた大人向けラブコメディ。

たあいないといえばたあいないのだけれど、これがもうほんとうにかわいらしい作品で。

先生らしからぬコケティッシュさが魅力の異色作。

自らの画風を掲載誌によって描き分ける先生ですが、本作は当時の手塚治虫の第3のタッチととらえても良いのでは、と思ったりしました。

意外と女性にもうけるのでは、という気がします。

アイディアのみ抽出するなら、現代でも通用しそう。

こういうことをさらっとやれてしまうのが漫画の神様の凄さだよなあ、と思ったりもしますね。

タイトルとURLをコピーしました