テガミバチ

テガミバチ

2006年初出 浅田弘幸
集英社ジャンプコミックス 1~6巻(全20巻)

いやあこの作品にはちょっと驚かされました。

まさかジャンプスクエアでここまでド級の異世界ファンタジーが連載されていようとは。

ありがちな世界観、といっちゃあそれまでなんですが、画力の高さといい、郵便配達人という地味な職業に焦点を絞った奇抜な設定といい、子供向けというには実に細部まで練られたガジェットの数々といい、少年マンガとしてのみならずSFマンガとしてもクオリティは非常に高いと思う。

そりゃ大人の目線で見ればケビンコスナーのポストマンがヒント?とか、あまりにお涙頂戴すぎてひく部分とかもなきにしもあらずではあるんですが、同誌ではありがちな「SFテイストも加味したバトル路線」に堕していないのを私は評価したいですね。

キャラクターの書き分けも秀逸。 

特にニッチはそのあまりのかわいらしい容姿と言動に、多くのオタクのハートをわしづかみにする事と思われます。

少年誌だから、という妥協のない独自の質感を有する作品ですね。

作品世界に読者を引きずりこむ手練手管の巧みさがある。

子供にはこういうマンガこそを読ませてあげたい、と思いました。

ジャンプ系列の漫画雑誌に連載されてる作品で私がいいと思うものってほとんどないんですが、これは別格ですね。

私が中学生だったら全巻集めてたと思う。

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