HUNGER 静かなる抵抗

HUNGER 静かなる抵抗

イギリス/アイルランド 2008
監督 スティーブ・マックイーン
脚本 スティーブ・マックイーン、エンダウォルシュ

HUNGER 静かなる抵抗

「それでも夜は明ける」で話題を独占したスティーブマックイーン監督の処女作。

北アイルランド紛争で投獄された囚人達の待遇改善を求めた刑務所内での抵抗運動を描いた作品です。

史実に基づいた歴史映画なわけですが、はなはだその手の事情に疎い不勉強な私は、これが徹底的にリアルで見事に当時を再現しているのか、それとも演出過多で物語として作りこまれたものであるのかすらわかりませんでした。

ただ前半はちょっとまどろっこしいなあと思った、と言うのはあります。

圧巻なのは後半、命を賭してハンガーストライキを実行し、徐々にやせ衰えていくボビーの描写なわけですが、やっぱり当時のイギリスの情勢がよくわからない人間としてはですね、政治犯として扱われないことが命をかけるにも値することなのか、と言う部分でどうしても伝わりにくい部分はありますね。

こういう時代もあったのだ、と言う意味で、後世に伝えるべき映像資料的価値はあるのかもしれませんが、見終わって思ったのは、まず、勉強してから挑まなきゃダメ、でした。

ただ、ボビーが神父と会話するシーンは長丁場にもかかわらず、単調にならない緊張感があり、マックイーン監督の並々ならぬ力量を感じさせます。

まあ、あれですね、私のような偏った知識しかない人間が語るにはちょっと手に余る作品、と言ったところですかね。

退屈することはない、とだけ記しておきます。

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