帰らざる時の物語

1975年初出 松本零士
秋田文庫 全2巻

プレイコミックに連載された短編を集めたもの。

特に突出した一編はありませんが、いかにも作者らしいクセのある作品揃いではあります。

多くの人が認知する松本零士の漫画のスタイルが、ここにきて確立してきたのような印象もあり。

収録作の中では、ハーロックの登場する「宇宙戦艦デスシャドー」や「機械化都市」がマニアの食指を刺激するかも。

厳密に調べてはいないんですが、本作が作者の最後の短編集かもしれません。

初期の短編集に比べて、らしさにうなずける、というのはありますね。

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