新・ドラゴン危機一発

香港 1995監督 ドニー・イェン脚本 サンポーグループ ドニーイェンが「ドラゴン危機一発97」に次いで監督を務めた作品。 この作品以外にも「COOL」で監督を務めていますが、以降はアクション監督に徹しているようです。 そのせいかどうかはわ...

刺さった男

スペイン 2012監督 アレックス・デ・ラ・イグレシア脚本 ランディ・フェルトマン プロットは非常におもしろかった、と思うんです。 転落事故の結果、頭に鉄の棒が突き刺さったものの、刺さりどころがよかったのかなぜか意識は明晰なまま、ただし、大...

0マン

1959年初出 手塚治虫 リスから進化したという設定の亜人種0マンと人類の、地球の支配権を巡る攻防を描いたSF巨編。 人間に拾われ、はからずも田手上博士と心を通わせる結果となった0マンリッキーは自分の種族と人類の間で板挟みとなって苦しむが・...

虹のプレリュード

1958~75年初出 手塚治虫 主に少女雑誌に掲載された作品を集めた短編集。 表題作が一番読み応えがあるか、と思われますが、ロシアに占領される直前のポーランドにおける女性ピアノ奏者のストーリーゆえ短編で料理するにはなにかとテーマが重厚で大風...

スーパー太平記

1958年初出 手塚治虫 未来から江戸時代にやってきた家族がタイムマシンの誤作動で子供だけを江戸時代に置き去りにする羽目になるが、子供は偶然にもスリに身をやつす女に拾われて・・という物語。 いわゆるタイムスリップものですね。 おもしろくなり...

ランド・オブ・ザ・デッド

アメリカ/カナダ/フランス 2005監督、脚本 ジョージ・A・ロメロ ゾンビ映画の生みの親、ロメロが「死霊のえじき」以来20年ぶりに取り組んだ新作ゾンビものですが、残念ながら私はダメでした。 ものすごい期待はあったんですけどね。 無数に分裂...

フィルムは生きている

1958年初出 手塚治虫 アニメーションを作ることを夢見る主人公がいろんな障害にも負けずに自分のアニメを作り上げるまでを描いた青春ドラマ。 当時、虫プロで日本初のテレビアニメに挑んでいた先生の心情も大いに反映されての作品だと思われますが、こ...

雑巾と宝石

1957年初出 手塚治虫 小説サロンに連載された作品。 追突のショックでブスから美人へと変貌する主人公のドタバタを描いた大人向けラブコメディ。 たあいないといえばたあいないのだけれど、これがもうほんとうにかわいらしい作品で。 先生らしからぬ...

ひょうたん駒子

1957年初出 手塚治虫 今はなき娯楽誌、平凡に連載された大人向け漫画。 とはいえ劇画登場以前の作品ですんで、読者層を意識したハードな筆致や描写はありません。 後の「フースケ」あたりの作品と同系統の作風。 南極からやってきたオングル族の娘が...

マーターズ

フランス/カナダ 2007監督、脚本 パスカル・ロジェ 2015年、アメリカでリメイクされましたがこちらがオリジナル。ただゴアなだけ、ただただスプラッターなだけのホラー映画は私の場合、一周まわって逆に退屈なんで、実は長い間この作品、敬遠して...

トールマン

アメリカ/カナダ/フランス 2012監督、脚本 パスカル・ロジェ 非常に難しいことに挑戦してる作品だと思います。その心意気は買いたい、と思う。見ていて、ありきたりのものは作らない、という志はしっかり伝わってきましたし。ただ、意気込みとは裏腹...

MOTHER マザー

フランス 2004監督、脚本 パスカル・ロジェ これは難解と呼ぶべきなのか、未熟と言うべきなのか。なんとも判断に困るロジェ監督の劇場デビュー作。中盤ぐらいまでの印象としては、孤児院を舞台にした幽霊屋敷ものなのかな、ってな感じなんです。特に珍...

プロメア

日本 2019監督 今石洋之脚本 中島かずき 「天元突破グレンラガン」や「キルラキル」が人気を博した今石&中島コンビによる劇場アニメ。 ・・・って、すまん、全く知らない・・・。 なんせ最後に見たTVアニメはエヴァンゲリオンだからなあ・・。 ...

死霊のえじき

アメリカ 1985監督、脚本 ジョージ・A・ロメロ ロメロによるゾンビ3部作の第3弾。 地球全土がゾンビで覆い尽くされた近未来、巨大な地下墓地で生き延びるべく葛藤する軍関係者と科学者達の姿を描いた作品。 1作目から共通するキャラとか1人も出...

ライオンブックス

1956~72年初出 手塚治虫講談社全集 全7巻 初期の作品はおもしろブックの別冊に月一で掲載された連作短編、その他は少年ジャンプに掲載された短編を集めたもの。 ライオンブックスの命名は当時の集英社の編集長によるもので、SFを意識して描かれ...

SFミックス

1956~61年初出 手塚治虫 主に当時の少年サンデーや冒険王に掲載された短編を集めたものですが、これが意外によくできていてビックリ。 特に講談社全集版1巻に収録された短編はどれもSFマインドにあふれていてストーリーにフックがあり、発表年代...

漫画生物学

1956年初出 手塚治虫 学研の中学生向き雑誌に連載された、生物の不思議を漫画で解説する一冊。 それこそ生命が地球に誕生した不思議から昆虫の不思議まで、バラエティに富んだ内容で、この作品をきっかけにそっちの方面に進んだ、なんて子供も居たかも...

ゾンビ

アメリカ/イタリア 1978監督、脚本 ジョージ・A・ロメロ ロメロによるゾンビ3部作、第2弾。 原題はdawn of the deadなんですが、なんでこのまま邦題にしてくれなかったのか、といまだに思います。 ゾンビって・・・・そのままだ...

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド

アメリカ 1968監督 ジョージ・A・ロメロ脚本 ジョン・A・ルッソ 昨今、もはやホラーであることを置いてけぼりにしてジャンル化しつつあるのでは、と思えるほど大流行なゾンビものですが、やはり原点で先駆たるこの作品は見逃すわけにはいかないでし...

火の鳥(少女クラブ版)

1953年初出 手塚治虫 漫画少年やCOMに連載された手塚治虫のライフワーク「火の鳥」とは別物。 タイトルは同じですが、いうなれば同タイトル少女向けパイロットフィルム、とでもとらえるべきか。 リボンの騎士のファンを意識して描いた、と先生はお...

リボンの騎士(少女クラブ版)

1953年初出 手塚治虫 懐かしさのあまり心は毎週アニメを見ていた少年時代にタイムスリップです。 少女マンガ初のストーリー漫画がこのリボンの騎士らしいですが、もう本当に先生は何でもお描きになって、と感心することしきり。 男性が書いたとは思え...

ムカデ人間 2

オランダ/イギリス 2011監督、脚本 トム・シックス 「2」を作ります、という事自体が、何故この題材でそうしようと思った?と聞きたくなる不可解さではあるんですが、とりあえず監督は前作に比べ、かなりアクセルふかしてきたのは確かです。 まさか...

ムカデ人間

オランダ/イギリス 2009監督、脚本 トム・シックス もうタイトルが全部言っちゃってるじゃないか、というのはやっぱりありますよね。 後はどう「ムカデ人間」の絵を形にしてくれるのか、どう「ムカデ人間」を衝撃でもって演出してくれるのか、にしか...

ぼくの孫悟空

1952年初出 手塚治虫 タイトルから想像できる内容そのまま手塚版西遊記。 大きく改変もなく原典に忠実な設定でストーリーですが、コミカルな演出を多分に意識したようで、随所で度を超えた悪ふざけあり。 三蔵法師一行が日本に渡航して武士とチャンバ...