CATAPILLA

CATAPILLA

70年代の英国ロックバンドってのは、掘削の手間さえ厭わなければもう本当にとんでもないのが次から次へと無造作に野ざらしになってたりもして「いったいどれぐらい日の目を見なかったバンドが存在してんだ?!と目眩がしてくるほどだったりしますが、その一角を担うのがCATAPILLAである、と言って大きく間違いではないでしょうね。

楽曲はいかにもブリティッシュなブルーズロックでそれほど目新しさはない。

このバンドが特異なのは何故かそこにサックス奏者が存在してること。

泥臭いブルーズロックでいきなりド派手にサックスかまされた日にゃあ、あなた、びっくりして飛び上がりますよ、実際のところ。

また、ヴォーカルのアンナ・ミークがなんかもう高ぶりっぱなしで常にテンパった状態のヴォーカルを披露してまして。

音外そうが、楽曲の雰囲気ぶち壊そうがお構いなし。

一体何をどうしたかったのか、ここまで馴染まない者同士を無理やり同居させた音はそうザラにはない、と思う次第。

私が聞いたのは71年に発表された1stなんですが、この音で全4曲、4曲目に至っては24分の大曲という暴挙をぶちかましてるのも尋常じゃない。

ソングライティングのセンスはそんなに悪くないんですけどね、普通のことを普通にやってて何故か普通に聞こえない、ってのはどうなんだ?と。

ただ、このアクの強さは癖になります。

ずっと聞いてると、これはこれで強烈なオリジナリティなのでは・・・いや?待てよ、いいんじゃない?これ?などと思えてくるから実に危険。

この時代でしか形にならなかったサウンドでしょうね。

一般には翌年に発表されたChangesが名盤、と言われてますが、私は未聴。

・・・・いや、妙にはまったりしたらどうしよう、と怖くて。

変なバンドが三度の飯より好き、という人は必聴かもしれませんね。

1stの、できることは限られてるし、各々のキャパは決して広くないのにブラスロックやらかしてみたりするなんでもありな感じはプログレ的混沌を感じさせて嫌いじゃないですけどね。

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