BABE RUTH

BABE RUTH

いかにも70年代なブリティッシュハードロックだなあ、と思ったのが一般的に代表作だと言われているセルフタイトルのbabe ruth(1975)。

タイトな演奏の整然としたロックアルバムで、これはこれで悪かないんですけど、個人的にはあんまり心の琴線に触れるものがない。

英国ロックファンはきっとお好きでしょうけどね。

むしろ私のアンテナに反応したのは前作のamar caballero(1973)。

ハードロックに収まりきらぬ多彩な音楽性が実に魅力的。

ゴスペル、R&Bに強く影響を受けたサウンドですが、出自の知れぬ叙情的で美しい佳曲が合間合間に顔を覗かせ、ラストの組曲ではなんとスパニッシュギターが炸裂。

雑多と言われればそれまでなんですが、この懐の深さ、守備範囲の広さはプログレに抵触するものだと思いますね。

アコースティックギターの調べが妙に沁みるんですよ。

私は聞いてないんですが、カナダで大ヒットを記録した1st、first base(1973)もamar caballeroと同傾向の作品らしく、プログレファンが聞くならこの2枚を抑えておけばOKなんじゃないか、と思ったりもします。

5枚ぐらいアルバム出して解散したみたいなんですが、最後にはオリジナルメンバーが一人も居なくなったらしいんで、その音楽性に触れるならやはり初期の作品でしょうね。

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