FRUUPP

野暮ったさでは1、2を争うシンフォニックロックバンドじゃないかと思いますね。

私が聴いたのは3rdであるThe Prince Of Heaven’s Eyes(1974)と4thであり最終作であるModern Masquerades(1975)だけなんですけど、なによりもまずギターのフレージングにずっこけた、というのがありまして。

真面目にプログレやってる感はすごいんですけど(無骨ともいう)、ソロパートやオブリガードで、いきなり昭和ロマン歌謡みたいなフレーズをぶちかましやがるんです。

えっ、こんなところにまで古賀メロディ(国民栄誉賞受賞を受賞した昭和の大作曲家でギタリスト。東京ラプソディや目ン無い千鳥、無法松の一生等の楽曲が有名)の影響が?!とあたしゃ目を丸くした。

うん、多分違うね。

おそらく他とは違うことをやろう、と模索した結果のアプローチなんでしょうけど、英国ロックと古賀メロディじゃあ、ミスマッチも甚だしいわけで。

で、一番問題なのは、それを「良し」としてる本人のセンスのなさであり、メンバーの「ズレた認識」であって。

シンプルにダサい、と何故誰も気づかないのか?という。

そこは人種や文化の違いもあるんでしょうけどね。

作曲センスはそんなに悪くないんですが、なんせイニシアチブを握ってるギタリストがそんな有様なんで、アレンジやアンサンブルに失笑してしまうこともしばしば。

やりすぎだったり、大げさすぎると感じたり。

ギターは相変わらず無粋なことを臆面もなくやらかしてたりはするんですが、幾分すっきりした印象を受けるのが4th。

キーボードが交代した影響もあるんでしょうけど、なんだかスマートになった、と少し感心。

ちょっぴりジャズっぽいアプローチがあったりと、洗練と胡散臭さが際どい均衡を保ってます。

素直にかっこいい、と思える曲もあるのが始末の悪いところ。

あえて率先して聴くほどではないと思うんですけど、3rdからの成長ぶりに目を細めちゃったりするとなんとなく手放せない1枚になってしまったりはします。

余談ですが1stと2ndは、3rd以上に大変なことになってるとか。

どなたか勇気のある方はチャレンジしてみてください。

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