DR.Z

見開き観音開きのジャケットがマニア心をくすぐり、紙ジャケで再発された際には多くのプログレファンが買い漁ったことだろうと思うんですが、これほど見かけ倒しなアルバムもなかなかないんじゃないかと正直思いますね。

また発売元のユニヴァーサルが、ジャッケットの帯に綴られた文言で、音楽性に一切触れない、という姑息さでございまして。

そりゃこれを「ハープシコードの奏でるドラマチックなキーボードロック。三部構成の壮大な内容はまさに隠れた名盤と呼ぶのにふさわしい」などとは口が裂けても言えんわけで。

つーか、局所的な暴動が起きかねん、って話だ。

ほんとにもう、誰が発掘してきたんだよ、と思いますね。

これをニッチな市場で売りまくろう、あいつらこういうの大好きなはずだから絶対に初回プレスは完パケするはず、と目論んだやつを俺の前に連れてこい、と。

畜生!あんたの読みは正しいよ!って言ってやるからさ。

こんなの聴く必要ないよ、で済ませたいところなんですけどね、あえて簡単に説明するなら、演奏が上手じゃない、センスがない、ソングライティングの能力がおぼつかない、の3ないトリオ、といったところでしょうかね。

この実力でコンセプトアルバムを作ろうと思ったメンバーの勘違い全開な猪突猛進ぶりも相当なものだと思うんですけど、実際に発売したヴァーティゴも「なんでもいいのか?」と聞きたくなるレベルですね。

あと10年待ってパンクバンドやればよかったのに、と思ったり。

プログレというジャンルでなければきっと光るものもあったんでしょうけど、できそうにないことを背伸びしてやっちゃったもんで、21世紀においてすら詐欺扱いされてる残念なバンドといったところでしょうか。

こういうアルバムって英国には大量にあるんでしょうけどね、きっと。

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