ドラムスであるマーク・ナウシーフがリーダーを務めるジャズ・ロックバンド。
実質、ナウシーフのユニットなのかもしれませんが、詳しい情報は探り当てられず。
ゲイリー・ムーアがシン・リジィ脱退後に結成したハードロックバンド、G FORCEにナウシーフは参加してたみたいなんですけど、私は聴いてないんで、どういうプレイヤーなのかはさっぱりわからず。
アルバムを聞く限りでは手数の多い硬軟自在なスタイルのドラマー、って感じですね。

私が聴いたのは2ndアルバムであり、最終作のTamna Voda(1988)だけなんですけど、どちらかといえば実験色が強いです。
特にアルバムのオープニングなんてオランダのFOCUSがつまづいて転んだのかと思った。
エスニックなテイストが強く、ワールドミュージック的なアプローチも散見されますが、どこかとらえどころがない、というのが実状でしょうかね。
一風変わったフュージョン、というのが一番尻の座りが良い形容かもしれません。
フリージャズを志向する傾向もあるんで、ジャズに詳しい方が聞けばまた印象も違うかも。
嫌いじゃないですが、さりとてあまり心を動かされるものもなかった、ってところでしょうか。
プログレが完全に死に体だった80年代にこういうことをやってるバンドが居た、というのは興味深いですけどね。
